【バズコラvol.3】佐藤健は映画業界で天下を取れるか？

『【バズコラvol.3】佐藤健は映画業界で天下を取れるか？』

【バズるコラム】
｢佐藤健は映画業界で天下を取れるか？｣
2022年初の3連休最終日。
東京でも積雪を記録し、全国的に厳しい寒波が到来。
6年前の冬も数十年に1度の記録的大寒波が到来。
沖縄本島で観測史上初のみぞれが降り、奄美市でも115年ぶりに雪を観測。
慌ただしい仕事の手を止め、ペンを執る。
昨年(12月1日)配信をスタートした｢日本映画スター大図鑑｣。
noteさんが主催する｢note創作大賞｣ノミネート作品として公開し、2万9000ビューを突破。
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○王者 織田裕二
日本映画界に燦然と輝く王者 織田裕二。
当たり役となった｢踊る大捜査線｣シリーズ青島俊作役として大ブームを巻き起こし、｢踊る大捜査線｣シリーズはスピンオフも含め累計興行収入487億5000万円という異次元の大ヒットを記録。
主演映画としては｢踊る大捜査線｣シリーズの他にも｢外交官 黒田康作｣シリーズ(累計興行収入55億3000万円)など数々のヒット作に主演し、2000年以降の俳優主演映画興行収入ランキングでは唯一興行収入400億円超を記録し第1位に君臨。

長年日本映画業界における王者に君臨し続けている織田裕二さんも2016年公開｢映画 ボクの妻と結婚してください。｣以来5年もの期間、映画に主演していない。
年代別主演映画興行収入ランキングを見ても2000年代は第1位だが、2010年代は第8位にランクダウン。
そんな王者を猛追する俳優が佐藤健さんと岡田准一さん。
50代の織田裕二さんに対して、30代の佐藤健さんは俳優主演映画興行収入ランキング第3位。第1位との差約110億円。
40代の岡田准一さんは俳優主演映画興行収入ランキング第2位。第1位との差約40億円。
年齢的にも俳優としても旬を迎えた2人は、果たして俳優主演映画興行収入ランキング第1位の座を獲得することが可能なのか？

○ライバル 岡田准一
50代俳優のトップを走る織田裕二さん。40代俳優のトップが岡田准一さん。
ジャニーズ所属俳優としては木村拓哉さん、生田斗真さん、二宮和也さんなどを抑え第一人者としての地位を確立している。
｢木更津キャッツアイ｣シリーズ、｢SP｣シリーズ、｢図書館戦争｣シリーズとヒットが狙えるシリーズ映画にコンスタントに主演し、2015年〜2019年には5年連続年間主演映画総興行収入10億円超を記録。2010年代主演映画総興行収入ランキングでは第1位にランクイン。
自己最大のヒット主演映画は｢永遠の0｣(87億6000万円)。

40代に突入した近年も｢ザ・ファブル｣シリーズや｢燃えよ剣｣、｢ヘルドッグス｣など主演映画が続々公開され人気は衰えず。
織田裕二さんに次ぐ、史上2人目となる主演映画総興行収入400億円達成。
懸念材料とすれば、スマッシュヒット(興行収入10億)作品が増加し、大ヒット作品が減少。そのため総興行収入の伸びが鈍化。
トップとの差は約40億円。
織田裕二さんの総興行収入が現状のままと仮定すると、2020年代半ばには射程圏内に入ってくる模様。

○猛追 佐藤健
30代俳優でトップを走る佐藤健さん。
若手の中で唯一主演映画総興行収入ランキング第1位を狙える俳優と言っても過言ではない。
銀幕デビューは｢仮面ライダー電王｣(2007年)。
2010年代に入ると｢8年越しの花嫁｣、｢バクマン。｣、｢亜人｣、｢世界から猫が消えたなら｣などコンスタントにスマッシュヒットを記録。
中でも｢るろうに剣心｣シリーズは累計190億円超を記録し代表作となる。
2012年〜2017年には6年連続年間主演映画総興行収入10億円超を記録。2010年代主演映画総興行収入ランキングでは第2位にランクイン。

2021年は｢るろうに剣心｣シリーズや｢護られなかった者たちへ｣により自身2度目となる俳優別年間主演映画総興行収入ランキング第1位を獲得。
順調に主演映画総興行収入を伸ばす。
懸念材料は近年、東宝が配給する主演映画が減少。｢るろうに剣心｣シリーズ終了後の大ヒット主演映画の可能性に疑問が残る。
今後、シリーズ物の主演映画が公開されれば一気に織田裕二さんを逆転する可能性あり。

○総興行収入推移比較
●2000年〜2009年
・織田裕二 295億7000万円
・岡田准一 76億8600万円(-218.84億)
・佐藤健 21億1500万円(-274.55億円)
●2000年〜2019年
・織田裕二 452億8000万円
・岡田准一 384億7600万円(-68.04億円)
・佐藤健 241億4000万円(-211.4億円)
●2000年〜2021年
・織田裕二 452億8000万円
・岡田准一 409億5600万円(-43.24億円)
・佐藤健 338億0500万円(-114.75億円)

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