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「長襦袢を着る③シワを除く」

※写真をクリックすると動画をご覧いただけます。

生きとし生けるものすべてに清々しく、明るく美しい輝きが宿る清明の候となりました。

セレモニーも多い時期、礼装をきちんと着るためには、おしわを綺麗に取り、生地に程よい緊張感を持たせることも大切です。

今回は「長襦袢を着る③シワを除く」の動画をご覧いただきたく思います。

<POINT>

・胸紐の上から身八つ口に親指を入れ、余計なシワを脇に寄せます。

まずは後ろから。背縫いがずれないように、左右対称にシワをとります。

・胸紐の下の部分は八の字、斜め下に引きます。

下にまっすぐ引っ張ると縦にしか、横だと横だけしかシワが取れません。八の字に引くと全てが一回で取れます。

・最後は背縫いを引き、衣紋をV字の形に作ります。

衣紋をVの字にすると、すっきりと粋な後ろ姿を作ることができます。

可愛らしく、柔らかい印象に仕上げたいときは前の行程の八の字に引くだけに。丸みを帯びたUの字に仕上げます。

・きれいに整えた衿が崩れないよう、手で押さえます。

次は前の部分のシワを除きます。

・下前の生地をつまみ、衿と同じ角度に斜めに引きます。肌と生地の空気を抜くようにします。

勢いよく引っ張ると衿が崩れたり、衣紋が詰まったりするので、衿や肩の部分を押さえながら、動かないよう注意します。脇まで丁寧に行いましょう。

・上前も同じように、衿と同じ角度で生地の空気を抜くようにして斜めに引きます。


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