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1月己巳弁天祈願無事終了しました。虹色の光。

今日は鏡開き。
今回は自分で準備したものはもちろん、
立派な鏡餅のお下がりをいただいたりして
なんだか妙にお餅に不自由しない今日この頃です。

鏡開きは刃物を使わない習わしなので、
なんとか工夫して開きましたが
ちょうど良い大きさになかなかならないですね。


小豆島の江洞窟の琵琶を抱いた弁天さまの石像。小豆島霊場第60番札所です。

今回は2023年の初弁天です。

本日も滞りなくご祈願おつとめいたしました。
弁天祈願の施主さまもおつとめありがとうございます。
今夜も施餓鬼供養を行って本日の行全て終了いたしました。

2023年の己巳の日は
3月12日、5月11日、7月10日、9月8日、11月7日。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

今日は少し暖かくて、雲ひとつない晴天。
以前に書いたことがありますが、
修法の中で観想する弁天さまのお衣の色は青。

まさに今日の空のような空色に濃い青とピンクの下衣を
重ねたようなお衣を着しておられたような気がします。

そういえば今年の新年の一般参賀にお出ましになった
愛子内親王殿下がお召しになっておられたのも
空色のドレスでしたね。

青は密教的には六大の中の空大の色とされています。

法会やおめでたい行事の時にお堂の周りに
五色の幕が飾られますが、
この色はそれぞれ五大を表しています。

地大 黄
水大 白
火大 赤
風大 黒(緑)
空大 青

そして識大は金色、あるいは輝く光の色と
されています。

仏教用語の虚空というのは、空っぽの空ではなくて
全てを包含した全てのものが存在するところという意味
ということも以前書いたことがありますよ。

弁天さまのお衣の青は、弁天さまが水や川の神さまで
あることからも来ている部分もあるでしょうが、
虚空のように充実した全てを抱いた神さまである
ということも示しているのかもしれません。

今日の弁天さまは全ての持物を傍に置かれて
正座して手を膝に置いて、
静かに目を閉じておられました。

これはなんとなく待機中、という風情。
お目が次に開いた時は、強い光を宿したまなざしで
何かを行おうとしておられるような気がします。

ですが、口元には微笑みが浮かび、
身の回りを虹色の光が取り巻いています。

なんとなく浮かぶ言葉としては
「悪いようにはせぬ」
という感じですね。

今回は初弁天。今年最初のご祈願ですので
弁天さまは決然としていながらも、
私たちを安心させてくださろうとしているようです。

いつも弁天さまや仏さまの存在を心に抱いて
頼りにするということ。
そして自分自身の行うべきことをしっかりと行うこと。

この両方があるから、全ての願いも全ての福徳も
受け取ることができるのだと思います。

今年の弁天さまはいつになく力強い雰囲気です。
どんな時も、何が起こっても、
そんな強く美しい方がついていてくださると思えば
私たちも力強く道を開いて進むことができるでしょう。

今年は弁天さまを見習って、強く美しい女性であろうと
してみるのもいいかもしれません。

そして、空色や青い色をファッションのどこかに
取り入れてみるといいようですよ!


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