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明日はお盆の入りですね。

暑いとはいえ、朝晩少し涼しくなって来ました。
暦の上ではすでに秋。
今年は暦と体感の気温が割と一致している気がして、
「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども」
という歌の風情が感じられるようです。

良い香りのこの花、なんて花かな?

8月がお盆のエリアでは明日13日がお盆の入り。
精霊棚にお供えしたり、お墓をお掃除したり、提灯を飾ったりと
準備をして、夕方おがらやお線香を焚いて
帰ってこられるご先祖さまをお迎えします。
お墓までお迎えに行くというところもありますね。

日頃は日常の暮らしに忙しくしていても、
この時はゆっくりご先祖さまを偲んでご供養する。
いつもとは違った心持ちで過ごす時です。

祥鈴庵ではこの時期13日〜15日は理趣法を、
16日は光明真言法を行って亡き方をご供養します。
また、いつも通り夜には施餓鬼供養も行います。
お申し込みの締め切りは本日までです。

もちろんわたし自身もご先祖のお卒塔婆を書いてご供養しますよ。
「紺屋の白袴」とか「医者の不養生」とかみたいに、
自分のご先祖のご供養は後回しになっちゃうお坊さんもいると聞きます。

8月に入るとお盆のお参りが始まって、お寺のお坊さんたちは
忙しくなる時期。お檀家さんのご供養をしているだけで手一杯、
となるところもあるかもしれません。

そうならないように気をつけなさいねと以前知り合いの僧侶に
教えていただいたことがあるので、施主さまのご依頼分の準備とともに
自分のご先祖の分もしっかり準備しましたよ。

お盆は「盂蘭盆会」が元になっていると言われます。
これは元々はインドの雨季に遊行を避けて一ヶ所に集まって
修行していた僧侶が、そのお籠りの期間を終えて出て来た日に
在家信者がお布施として食べ物を振る舞ったりしたことから始まり、
僧侶に布施するのと同時に先祖供養を行うことで
長寿などの様々な功徳があるとされています。

のちに中国の民俗的な行事や道教の中元の行事とも習合して、
先祖供養、施餓鬼供養、僧侶への布施などがこの時期に行われるように
なりました。

いろんな行事やお供えなどを行うのも大切ですが、
何よりも亡き人のことを思い出すのが良いご供養、とよく言われます。

覚えていてもらえること、思い出してもらえること。
時の流れを瞬時に超えてつながれるのだと思えたら
どこか深い安心をもたらしてくれるでしょう。

この時期は特に世代を越えて家族の物語をシェアするのに最適。
たくさんのご先祖さま、ひいおじいさん、ひいおばあさん、
おじいさん、おばあさん、お父さんやお母さん。

ふと思い出したことを、ぜひ子どもたちに語ってあげてくださいね。

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毎月24日はお地蔵さまのご縁日。
この日に小さな法要を営み、
生きとし生けるあらゆるものへの祝福
この世界にあるあらゆる諸霊へのご供養
全ての大地から生まれるあらゆるものへの感謝

をお祈りいたします。
お地蔵さまへのお願い受け付けてます。
締め切りは8月20日です。

宗派宗教にかかわらずお申し込みいただけます。

お問い合わせ、お申し込みは下記アドレスまで。
enshu0615*gmail.com (*を@に置き換えてください)

折り返し申し込み要項をお送りします。
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