過去に演奏したことがあります～眠れる森の美女～

以前、アンサンブルSAKURAでは「眠れる森の美女」を演奏したことがあります。

アンサンブルSAKURA第35回定期演奏会(2018.06.17(日)@上野学園石橋メモリアルホール)

いつもはnoteであらすじを書きますが、この時の演奏会は、我らがコンサートミストレスの高石さんがナレーションを務めました。ナレーションによって物語の流れが分かるようになっていますので、割愛します。

猫ちゃんの音楽

ディズニーの作品にも使われたワルツなど、眠れる森の美女は名旋律だらけの音楽ですが、際立って個性的で面白いのは「長靴をはいた猫と白い猫」でしょう。

↓02:10ごろから、長靴をはいた猫と白い猫です

レジデ王子とオーロラ姫の結婚式の場面では様々な童話の主人公達が踊りを繰り広げますが、この長靴をはいた猫と白い猫もそのうちのひとつです。

冒頭から、オーボエとファゴットによる猫の鳴き声を模した音が鳴ります。猫の声そのものを鳴らしているわけではありませんが、音の高さ、長さ、間の取り方といい、そこに猫がいるかのような雰囲気が漂います。時々現れる弦楽器は鋭い「猫パンチ」を模しているようで、猫好きは必聴です。
チャイコフスキーが猫が好きだったかどうかは分かりませんが、この音楽を聴くに、猫の仕草や鳴き声をよく観察していたことは確かなように思います。

交響曲第5番と同じごろに作られました

「眠れる森の美女」は、1890年にマリインスキー劇場で初演されます。チャイコフスキーがこのバレエ音楽を作ったのは、彼の代表作である交響曲第5番を作ったのとほぼ同じ時期です。交響曲で培った豪華な音作りの技術が、バレエ音楽にも惜しみ無く注がれています。

今回のSAKURAの定期演奏会では、そんな眠れる森の美女の音楽の中から「パノラマ」という音楽を演奏します。レジデ王子が、オーロラ姫が眠る城へ船で向かう場面の美しい音楽です。ぜひ、お楽しみください！

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アンサンブルSAKURA第41回定期演奏会≪オーケストラの休日≫
日時:2024/08/18(日)13:00開場14:00開演
会場:IMAホール(都営大江戸線光ケ丘駅前)
指揮:高石治
入場料:1,000円(当日券あります)

曲目:
軽騎兵序曲/スッペ
パノラマ(眠れる森の美女)/チャイコフスキー
葦笛の踊り(クルミ割り人形)/チャイコフスキー
情景(白鳥の湖)/チャイコフスキー
威風堂々第1番/エルガー
「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲/マスカーニ
禿山の一夜/ムソルグスキー
交響曲第4番/チャイコフスキー

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公式note(毎月第2,4日曜の練習日更新、演奏会前は毎週日曜更新)
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