寄り道ノスタルジー

このつぶやきについてもう少し詳しく書いておこう。


昨日は「定時退社しよう!」と前から意気込んでいたのだが間際に仕事が舞い込んだ。こういうことってあるよなぁ。
それでもなんとか終わらせて、当初の予定の電車に間に合った。本数の限られている直通電車はできれば逃したくはない。

その日は電車を乗り換えて寄り道をするつもりでいた。
昔の勤務地(以下Bとする)だった乗換駅に降りる。2年以上、あんなにたくさん通ったはずなのになんだか見慣れない気がして少し迷いそうになった。いつ行っても人が多い駅なので、見通しが悪く乗換のホームがどこにあるか見失いそうになった。
それでもやはり一応は慣れた行動範囲内だったので、無事に乗換のホームに降りることができた。前の仕事でよくこの路線にも乗ったなぁと懐かしんだ。

目的の駅に着く。ここもかつての勤務地(以下Aとする)の一つであり、アクセスや周辺環境が良いこともあって一番好きな場所だった。
この地域で愛されていた商業施設も長い歴史に幕を下ろしてしまった。これが最後と思って閉店直前に遊びに行ったが、閉店後の姿を見るのは初めてだった。暗くなった夕方だったこともあり、少しさびれてしまったような景色が余計に切なさを感じさせる。

駅周辺の店も、私がこの地に勤務していた頃とは色々変わっている。お昼休みによく食べに行った店も、今では無いものが増えた。
先述したものとは別のショッピングモール内のフードコートもちょっと様変わりするようだ。改装中で休業している店舗もあった。

この地に来ると、ちょっと落ち着くし楽しい気持ちになる。
仕事は嫌だったけど、束の間の昼休みにこの辺りで過ごすことは好きだった。ここに勤務した期間自体は半年ちょっとと短いものだが、5年以上経った今でも懐かしく思い出す程度には印象に残っているのだと自覚した。

昔の仕事の経験も一部今に活きていると思うし、悪いことばかりではなかったかもな、と少しは思える。

今回の記事に出てきた勤務地AとBについては転職したわけではなく、同じ会社内での勤務地変更である。この会社内だけで実に4つもの勤務地を経験した。変化の多い環境が苦手な人間にとってはつらいものがあった。
勤務地BはAの頃と違って周辺に飲食店など少なかったのでコンビニで買ったものを食べるのが主だった。そして最後の勤務地はもっと僻地だった。(コンビニはあったのでまだ救われた)
昼ごはんでどんなものを食べられるかの環境って、日々のモチベにかなり影響するなぁと思う。
現在の仕事は初めて社内食堂がある環境なのだが、毎日違ったものが食べられるのはなかなか良い。しかしAのような駅周辺にたくさんの店がある環境も少し恋しくなったりもする。

ショッピングモール内をぐるぐる歩き回って、その日の穂数は15,000歩弱になった。運動は苦手だけれど、こういうのは楽しい。たまにはこうした寄り道もいいものである。
しかし体力のない人間がするには、次の日が休みの時に限る。

応援したいと思ってもらえたら、サポート頂けると励みになります。限界生活の糧にします。