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お気に入りの映画マガジン

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ピザが無いと生きていけない常連のピザをほおばるアンが世界の映画を紹介。
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2021年9月の記事一覧

あの時から、生きることは歓びになった「アデル、ブルーは熱い色」

Bonjour! ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。 お気に入りの世界の映画を紹介しますね。 今回紹介する映画の主人公は、パスツール高校2年生のアデル。 文系クラスの授業でマリヴォーの「マリアンヌの生涯」から「一目惚れ」とは何かを学ぶ文学少女。 アデルは、女友達と恋愛の話をしたり、デモに参加して踊ったり叫んだり、年上の男の子と恋愛をしたり、普通の女の子と同じような生活を送っていました。 だけど

人生にときめく、AI(人工知能)。声だけの君と出会って、世界が輝いた。「her/世界でひとつの彼女」

Hello! ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。 お気に入りの世界の映画を紹介しますね。 今回の舞台は、そう遠くない未来のロサンゼルス。 主人公は、妻のキャサリンさんと別居し、離婚協議中のセオドア・トゥオンブリーさん。 彼は、他人の代わりに想いを伝える手紙を書く代筆ライターをしていて、ハートフル・レター社という会社につとめています。 仕事で評価されるも、いまいちパッとしない感じのセオドアさん。

普通ってなんですか?人民に力を!権力にノーを!「はじまりへの旅(Captain Fantastic)」

Hello! ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。 お気に入りの世界の映画を紹介しますね。 今回の映画の主人公は、見わたすかぎり大自然のなか、6人の子どもたちとともに、自給自足のサバイバル生活をするベン・キャッシュさん。 植物を育て、動物を狩猟して自らさばき、それを食事とする。 子どもたちは学校に行くかわりに、文学作品や哲学の本から学び、知識だけでなく自分自身の言葉で考えを語ることができちゃうスー

たちあがれ、何度でも。君と出会って、僕は僕になった。「mid 90s ミッドナインティーズ」

Hello! ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。 お気に入りの世界の映画を紹介しますね。 今回紹介する映画の舞台は、1990年代半ばのロサンゼルス。 主人公は、自分が暮らす環境にフラストレーションをかかえている少年スティーヴィー。 シングルマザーの家庭に育った13歳のスティーヴィーは、母と兄と暮らしています。過保護な母と暴力で抑圧する兄とともに、窮屈な毎日を送っていました。 小柄なスティーヴ