2019年8月の記事一覧
編集者としてライターさんとのやりとりで気をつけていること。あるいは、今後気をつけたいことについて。
先日Twitterを眺めていると、こんな記事が目に入った。
「良いフィードバックとは何か」について、デザインツール「inVision」のクリエイターの動画を引用しつつ紹介されている。この記事を読んで、編集者として取材記事を依頼するライターさんとのやりとりで気をつけていることを、振り返りを兼ねてまとめてみた。
依頼するときライターさんとのコミュニケーションのスタートは依頼するところからはじまる。
情報という麻薬に溺れない
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
Amazonで商品を買ったことのある人なら、誰でも見たことがあるであろうこの文章。
何の疑問を抱くこともなく、オススメされる商品をいつもの様に見ていると、ふと1つの疑問が降りてきた。
− そういえばいつから自分は誰かの情報に頼って生きてきたのだろうか。
本を買うときはAmazonのレビューを参考にし、映画を見るときは名前をGoogleで調べ、
アパレル業界からメディアのあり方を考えた話
僕は服が好きで、大学生の頃はバイト代のほとんどを服につぎ込むような生活を送っていました。服を買う時に意識していたのが、大量生産されたモノは出来るだけ買わないこと。安価な労働力で雇われた人が海外の工場で作られた服を買うことは、そこで働く人を搾取することに加担すると考えていたからです。
一見華やかに見えるファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト」では、インドやバングラ
インタビューは一方通行じゃあないよ
僕の仕事は編集者だ。だから、仕事で色々な人にインタビューをする。インタビューさせていただくのは起業家の方であることが多く、毎回毎回準備してもしたりないと思っている。それでもなんとか時間を見つけて、過去に出ている記事はもちろん、余裕があればTwitterを遡ったりする。そうしてやっと同じ目線で話すスタートラインに立てる。
なんでもかんでも準備が9割なので、準備の大切さは強調しすぎることはない。これ
「やりたいことリスト」が埋まらなくとも
自分の周りには起業していたり、自分が「やりたいこと」を明確に見つけて目標に向かって突き進んでいる友達がたくさんいる。そういった人を見ていていつも思うのは、自分には「やりたいこと」がない虚しさだ。
自分には本当に「やりたいこと」がないのか。「やりたいこと」がない人なんていないという声も聞く。深く考えられていないだけで、自分にじっくりと向き合ってみれば「やりたいこと」の1つや2つ見つかるのではないか