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【Weekly SELECK】ニューノーマル時代を乗り切るために。個人に役立つスキルとは

こんにちは!ビジネスメディア SELECK編集部の榎本(@enomon_s)です。

今回の「Weekly SELECK」では、先日公開したこちらの「ニューノーマル」の解決記事について、本編に詳しく入れ込めなかった部分をご紹介します🙌

本記事のサマリーをご紹介

2020年から長らく続くコロナ禍で、もはや以前の生活ってどんな感じだったっけ…?となるくらい、私たちの生活は一変してしまいましたね。

SELECKではその初期から、急遽全面リモートワークへの移行を求められた企業さんたちに、現場ではどのような課題が生まれていて、どのような工夫をされているのかを伺っていました。

いわゆる『ニューノーマル時代を乗り切る企業ノウハウ』ですね。

その頃のSELECK記事を見ると、「リモートハック術」「テレワークマネジメント」「リモートオンボーディング」「バーチャルチャット」など、リモート関連の記事がずらり…!✨

例えば、コロナ禍になったことでウェビナー(オンラインセミナー)に力を入れた企業も多かったので、FORCAS社に取材させていただいたこちらのウェビナーノウハウは、「SELECK LIVE!」というイベントでも大いに活用させていただきました✨

では、コロナ禍になってから2年半ほど経過した今、世の中にリモートワークはどのくらい浸透したのでしょうか?

こちらの内閣府が発表している調査では、都内の半数以上の企業(2021年10月時点で55.2%)がリモートワークを実施しているそうです。

地域別・企業規模別のリモートワーク実施率(内閣府調査より)

その傾向は、今後地方でもさらに広がってくると思いますし、それに伴って企業・組織運営の順応も必要になってくることから、あらためて「ニューノーマルとは何か?」や、課題別の企業ノウハウをまとめた記事を公開させていただきました。

記事本編はぜひこちらからご覧ください^^

<目次>


記事本編では詳しく解説できなかったお話

本編では12社の課題別ノウハウを取り上げさせていただいているのですが、ゆめみ社の事例の中でちらっと触れたのが、「ストレスコーピング」「アファーメーション」「セルフコンパッション」といった、セルフマネジメント力の向上に繋がる項目です。

生産性とパフォーマンス向上のためユニークな制度で働き方改革を実行​​​​ / ゆめみ社

同社では四半期ごとに「リモートワークの達人を目指そう!(略してリモ達キャンペーン)」を全社で実施。リモートワークにおいて意識すべきポイント全100項目のうち、各自が習慣化できている項目数に応じてインセンティブを支給しているといいます。

たとえば、「社内会議において「モヤモヤ」を話す事が期間中3回以上できた」や「他者への感謝を期間中7投稿行っている」といったものから、思考習慣として「ストレスコーピング」「アファーメーション」「セルフコンパッション」といったセルフマネジメント力の向上に繋がる項目まであるそうです。

https://seleck.cc/new-normal

言うまでもなく、リモート環境下でのセルフマネジメント・セルフコントロールのスキルは、仕事の生産性向上や心身を健やかに保つためにも非常に重要ですよね。

それぞれにあった手法があると思いますが、ここではこの3つのセルフマネジメント法について、簡単に解説していきたいと思います✨

◆ストレスコーピングとは

ストレスコーピングは、ストレス理論としてアメリカの心理学者R・S・ラザルスによって提唱されたもので、「自身のストレスの基となっているものにうまく対処しようとすること」です。

まず、私たちの身の回りには大きく分けて3つのストレスの要因となるものがあります。まず1つ目は気温や騒音などの物理的なもの、2つ目は公害物質や薬物といった化学的なもの、3つ目は人間関係や仕事、家庭の問題に関わる社会的なものだと言われています。

それらによるストレスの解消を図るストレスコーピングには、大きく3つの型があります。※より細分化した5つもしくは6つの型も提唱されています

具体的には、①問題焦点コーピング ②情動焦点コーピング ③ストレス解消型コーピングに分けられます。

①問題焦点コーピング
ストレッサー(※ストレスの根源)そのものに働きかけて、それ自体を変化させて解決を図ろうとする方法

例)業務量が過多で日常生活や健康に支障が出ている
→会社に業務量を減らすための調整を依頼する、自分の業務プロセスを見直して効率化する、休暇を取得する など

②情動焦点コーピング
ストレッサーそのものに働きかけるのではなく、それに対する自分自身の考え方や感じ方を変えようとする方法

例)ネガティブに考えてしまっている内容を周囲に聞いてもらうことで、気持ちを楽にする、自分の考えを整理する など

③ストレス解消型コーピング
ストレッサーを感じた後に、ストレスを身体の外へ追い出したり、発散させたりする方法

例)気晴らしに買い物や旅行に出かける、運動をする、マッサージを受ける など

普段は無意識的に自分に合うコーピングをしているのだと思いますが、これらの型を意識しながらその時々に合う解消法を選択することで、いつもより冷静に感情をコントロールできるようになるかもしれませんね^^

◆アファーメーションとは

アファーメーションは、自分の理想の状態を思い浮かべて、「すでにその理想状態になれている」と思い込む力を利用して、自分自身を潜在意識から変えるというものです。これによって、前向きなエネルギーが湧いてきて、能力を最大限に引き出せると言われています。

例えば、小学校の卒業文集で「セリエAに入団して、レギュラーになって10番で活躍する」と書いたプロサッカー選手の本田圭佑さんや、高校生の時にマンダラチャートの中央に「ドラ1・8球団」と書いた大谷翔平選手。

彼らはそれを願望として描くだけではなく、当時からその理想状態になれている自分を基準にして、具体的に何をすべきかを組み立てていったのではないかと思います。

実践する時は、「言葉にしてみる」「紙に書き出してみる」「いつも見えるところに配置する」という3点を意識しながら、ポジティブで理想的な自分を思い浮かべましょう。

◆セルフコンパッションとは

セルフコンパッションは「自分自身や他者を思いやり寄り添う力」を意味していて、もとは仏教的な概念であるコンパッションから、宗教色を排して科学的に研究したものです。

「自分は悪くない」と開き直ったり、うぬぼれたりすることとは違い、悲観的な状況でも自分のポジティブな部分に意識を向けたり、他者の良い部分に視点を向けたりすることで、壁を乗り越える心理的な強さを持つような思考や態度を指します。

例えば、Google・ヤフー社などで導入されていた「マインドフルネス」もそのひとつ。詳しい実践方法はこちらの記事をご参考ください✨

おまけ:ポモドーロ・テクニック

精神的なセルフマネジメント法のお話が続きましたので、実践的な手法としてポモドーロ・テクニックをご紹介します。私の周りでも実践している方がけっこういたりします💡

ポモドーロ・テクニックとは、仕事のタスクを25分ごとに分割して、25分経過するごとに5分間の休憩をはさむという、決められた時間サイクルでタスクを実施していくテクニックです。これによって集中力が最大化し、生産性を向上させることができると言われています。

1タスク25分間を「1ポモドーロ」と呼ぶのですが、4ポモドーロ(4サイクル)ごとに長めの休憩を入れると良いそうです。

ちなみに、「ポモドーロ」はイタリア語でトマトを意味します🍅
考案者のフランチェスコ・シリロ氏が、自身の集中力が持続しないことに悩んでいた大学生時代に、トマト型のキッチンタイマーを使ったことから名付けられたそうです^^

ポモドーロ・テクニックを実践する方に人気のアプリもご紹介しますね。

他にもみなさんのリモート環境でのセルフマネジメント法があれば、ぜひ教えていただきたいです♪

「トークンエコノミー」解説記事もおすすめ

話は変わりまして、近年話題のWeb3.0の世界では、「トークン」を活用した新たな経済圏が生まれています。それが「トークンエコノミー」です。

日本国内でも様々な企業や自治体が注目していて、LINE社やGMOインターネット社などが先進的に取り組みを始めています💡

また、個人単位の創作活動とも相性が良く、これまで「稼げない」と言われてきたクリエイターの活動に一石を投じる可能性があるとして、大きな期待が寄せられているトークンエコノミー。

8月15日には、そのトークンエコノミーの定義からそれを支えるブロックチェーン技術インセンティブ設計におけるポイントや具体的な事例までを解説した記事を公開しました!ご興味があればぜひご覧ください♪

では、今回はこの辺で!またお会いしましょう〜👋

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