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星空を楽しみながら、撮影技術と知識を習得するための挑戦《準備編》

自分が一番好きなアニメは「トップをねらえ!」なんですが、「トップをねらえ2!」の最後のシーンで、ラルクが星空の下で帰還を待つシーンがあり、それを見てなんとなくこんな感じの星空見てみたいなあと思ったのがきっかけ。

VRで星空の見れるワールドにいってみたり、3Dで星空の下にいる動画を作ったりもしましたが、、(ちなみに下のツイートは自分が中に入っている)

実際に星が見える場所に足を運んでみると星空は想像以上に壮大でした。ありきたりな表現ですが心が洗われるというか、なにか優しいものに包まれる感覚というか、何千年もの人間の歴史の中で遺伝子に組み込まれた感覚なのか、そういうものを感じます。

星空写真、星景写真などをいろいろ見たり調べたりしていると、カメラ、レンズ、撮影知識、現像知識など、星空写真以外でも活用できることが多く、それならば星空を楽しみながら、一気に体験・学んでしまおうという魂胆で定期的に撮影に行くようにしています。まだまだ学び途中ではありますがこんな写真を撮ってきました。

あたりまえだけど宇宙みたいな感じ(14mm f1.8 ISO2500 15秒 10枚)
月や雲、星空以外のものと一緒に(20mm f1.4 ISO1000 20秒)

なるべく暗い場所が良い

星空が見えるところはなるべく街の明かりが少ないところがよく、「トップをねらえ2!」のシーンのように海がいいなあと思って、自分は銚子や九十九里などの海沿いに行くことが多いです。星空保護区のある石垣にも行ってきました。星空と景色が一緒の画角に写っているのが「星景写真」というのですが、まずは星空中心で撮影してきました。

星空のみなら都内でもいいんじゃないの?と思うのですが、星空撮影に必要になる高感度撮影の設定においては、都心の街明かりは白飛びしてしまうなど星の光をとらえることが難しいので、なるべく街明かりの影響を受けない場所を選ぶのがよいです。

また天気にも左右されますので、行く前にここで星空指数をチェックします。(移動中に天気が崩れるということもしょっちゅうある、、)

用意した機材

自分が星空撮影に持っていくものです。究極を言えばiPhoneがあれば撮影はできますが、自分の場合は仕事などにも星空撮影で得た知識や経験を活かしたいのと、よい機材は自分を育ててくれると思っているので、そこそこの装備で挑むことにしています。

暗い場所での撮影なので、なるべく高感度撮影が得意なカメラと明るいレンズを使うとよいです。空全体を見渡すような撮影や、風景と一緒に撮影ができる超広角レンズがおすすめです。こんな感じで撮影してきました。

海での撮影、周囲は真っ暗闇ですが楽しい

カメラ

SONY α7sⅢ、SONY α7Ⅳを使っています。α7sⅢは動画向きで画素数は少なめですが、高感度撮影が得意なカメラで写真撮影においても暗いところで活躍してくれます。

レンズ

広角で明るめの単焦点レンズ、SONY: FE 14mm F1.8 GM、Sigma: 20mm F1.4 DG DN | Artの2本を持っていきます。シグマの20mmの方は小型軽量とはいえちょっと重たいですが、星空撮影のための「星景レンズ」と公式で言っているほどで、光学性能の詳細はあまりわかりませんが、マニュアルフォーカスのロック機能やレンズヒーターがズレにくいデザインになっているなど、星空撮影の機動性も考慮されたレンズとなっています。

夜や寒い場所での撮影は、レンズの結露・曇り防止のレンズヒーターも必須です。モバイルバッテリーなどで使用できるものが便利かと思います。

フィルター

肉眼では点にしか見えないような星もフィルター越しに見ると拡散した光として輝いているように撮ることができます。
また高感度撮影においては、あまり普段感じることのない街明かりなどが邪魔をして、星のか弱い光を受け止めることができないことがあります。そんなときは光害をカットするフィルターなどを使うとよいです。またはソフトNDフィルターなどで街明かりなどの明るい部分の白飛びを抑えるなどもできます。

SONYの14mmやシグマの20mmの両方で使えるフィルターがあるとイイなってずっと悩んでいたのですが、それぞれのレンズに装着できるアダプタがあり、暗闇でもマグネットで取り外しがしやすい、H&Y100mm角型フィルターのホルダーで今はおちついてます。
SONYの14mmはいまはセットで売ってるようです。シグマの20mmのほうはフィルター径82mmのアダプタが必要になります。

意外とよかったのがH&Y以外のフィルターをH&Yのマグネット式のホルダーに使用できる枠だけも売ってましたので、これにNiSiのStar Softにつけて一緒に使いました。

マグネット式のタイプは暗闇でも簡単に脱着ができるのでホントにいいです。

三脚&レリーズ

星の撮影は暗いところでわずかな光をとらえるために、露出時間を長くする必要があるため、カメラが少しでも動いてしまうとボケてしまいます。なのでしっかりと固定できる三脚と、シャッターを押したときに振動でぶれないように、レリーズを使用します。

自分は、だいたい10秒から20秒くらいの撮影なので、軽くてコンパクトな持ち運びが便利なトラベル三脚を使ってます。Peak Designのものと似てますが、こちらのが使い勝手よさそうです。

外部モニタ

星の撮影はマニュアルフォーカスにする必要があります。そのため、手動でピントをあわせる際に、自分は視力が悪いのでカメラのピーキング機能とあわせて、外部モニタを使って確認します。スマホとも連携したアプリなどもあるので、そういうのも活用すると便利です。

反省が多い撮影であった

今回は秋、冬で撮影してきたので、防寒装備や天の川の撮影はできないシーズンなどもあり、反省点は多いですが今後も継続的にチャレンジしていくものの一つです。

また、仕事などで使う予定がなければ、高価な機材を揃えなくともできると思うので、安くてよい機材などでもチャレンジしたいと思ってます

撮影した写真はインスタにもアップして行こうと思います。

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