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はんなり、しっぽり、シュワシュワ

元気に動き回れる日と、一日中眠い日が交互にやってくる。交互にやってくるので、それにあわせて生活している。不意にやってくるのではないので、修羅や苦難という訳ではないけど、この生活がいつまで続くのだろうと頭の片隅ではぼんやりと考えていたり…。もしかしたら、そんな真実。

窓をあけて眠るのはとてもよかった、と明日恋人に伝えようと思う。国道を走る車の音がする。それ以外はまるで静かなのだが、車の音は、静穏な水面に落とされた水滴が波紋を生むような、ある種の自然さを帯びた喧騒で。胸中に心地よさを抱かせた。


~🌠🌊


最近あったこと。

海に出かけた。早朝に、日の出を見に行った。主な目的は、恋人の夢を正夢にすることだった。僕が海に向かって「……ちゃん好きだぁーっ!!」と叫ぶ動画が送られてくる夢を見たらしく、その話を聞いた時、いたずら心が湧いたのだ。また、その日は僕と彼女にとって、第2の誕生日というような特別な日だった。

僕は朝方4時半、軽自動車を濃霧の中1時間ほど走らせ、さらに砂浜をしばらく歩いた。夜釣り隊がポツポツと励んでいて、砂浜には暇がなかった。でも、誰もいない場所を見つけて、カメラを回して、目一杯叫んだ。思い描いたような動画は撮れなかったけど、恋人がとても喜んでくれたからすべて良きことと思える。

6時頃、明るくなり始めた砂浜を離れた。サーファーハウスからウェットスーツに身を包んだ男女がぞろぞろと、砂浜の駐車場に顔の焼けた運転手の操る車がぞろぞろと現れる。そうして、海はシフト交代の時間を迎えるのだった。僕はそれを、珍妙な客の一人としてぼんやり眺めていた。

11月13日 曇り時々晴れ。


~🌅📷️


この投稿は、ネタ帳の散文を加筆・修正したものです。みなさま、よい一日を。

ありがとう