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どくどく読書

手垢でセピア色になったページをめくる度に、広がる古書の香り
 読書を読書たらしめる文庫本の重み
それを感じなくなるくらい、物語に没頭していく感覚が
 世間を忘れさせる唯一の窓になる。



まだまだ暑い日が続きますが読書してますか。

 いいですよね。本を読むのは。
中学時代、帰宅部で友達もいなかったのでよく本を借りて読んでました。

その時にたまたま読んだ本が、
性癖ぶっ刺さりの官能小説で

1人震えた記憶があります。

 残念ながらあれ以降、爆発的に衝撃を受けた小説に出会えていないのです。

 中学生という、知識も不十分な時代に出会えたからこそ感じれる、世界の広がり
まだ知らないものに出会えるワクワク感

小説はその時の自分との相性によっても顔を変えるのが魅力の一つのような気がします。


衝撃といえば

 小学生の時に見つけたエロ本ほど興奮したものはなかったし衝撃的なものはなかった

今ではその時の感動を更新してくれるような、体験はもうないくらい、遠い存在になっている気がします。


どんなに激しこなAVに出会っても、どんな素敵な女性に出会っても
 
感動までたどり着けるような出来事はなくなるものなんですね。

昔はただの原っぱだけで楽しめていたのに…
昔は山の向こうを想像するだけでワクワクしてたのに…

気がつけば、いらない記憶で頭がいっぱいになっていて、わかってもないのにわかった気になっている。


山の向こうに何があるか知らないままなのに




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