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ミニマリストの思考と自分への問い

私はミニマリストではないです。
でも、ミニマリストとミニマリストではない境目もないと思います。


9月ごろに、汚部屋と風水について書いたのですが、あれから自分の物の執着に関して考え続けていました。
そしてその頃、久しぶりに連絡を取って会った人と縁があり、転職を決めました。
来年は今までとは全く違う仕事をするのです。

私は今年から占いをするようになりました。
何かの節目には占いをしていたのです。
今回の転職も占いをして、自分の気持ちと運勢を確かめようと思っていました。
しかし、今回初めて占いをせずに決めました。

自分のことを深掘りするためのミニマリスト

転職の話がきたとき、今の仕事を続けようと思っていました。
何かを変えることはめんどくさいものです。
転職となると、お給料や生活スタイルまで変わってしまいますし、何より1から覚え直さないといけない。
精神的には「だらだらしたいし、このままでも楽しい。」という気持ちがあるので、
やらない選択肢の方が当時は強かったです。

ただ、挑戦したい気持ちもあって、このだらだら過ごしたい欲がどこまで強いものなのか自分でも測ることができていませんでした。
失敗したくない、今楽しいからこの先も不安はあるけどこのまま過ごそうか。
そういう気持ちがあるときに占いをすれば人生のターニングポイントだと背中を押してくれるのかもしれません。

そういったときに、ちょうど部屋の掃除をしていたのです。
物を減らそうとしたとき、ミニマリストの話を参考にしました。

ミニマリストを極めると、本当に何もない部屋で数着の服を持って、不要なお買い物はしないという強いスタイルの方もいらっしゃいます。
自分はミニマリストになって、必要なもの、このバック1つあればどこへでも生きていけるものは何か。何を持っていたいのか。などと考えて、紙に書いていきました。
すると意外にも自分がこれがないと嫌だと思っているものは、日常で使っていいるのものしかありませんでした。
一つ一つ、なぜこれが良いのか思考内容も記載したのですが、
そのどれもに共通するものは「仕事」でした。

仕事の時にこういうことをしたいからこれを使っている。
万全の自分でいたいから、この化粧、バック、衣服を持っている。

ミニマリストの方の物の基準を読んで、服も数枚にしようと思ったのですが、
そうすると、私の中での楽しみが一つ減ることに気づきました。
衣服の買い物はあまりしないのですが、形から入ることで気持ちの整理をする人なのだと物を通して気づいたので、決まった形の服しか持たないとなると気持ちが上がらないのです。
それでも、1年間着ていない服は捨てました。

思い出関係で捨てられなかった物は、前の部署のときの仕事メモやスケジュール帳でした。
社会人になってがむしゃらに勉強していたものを見ると、自分はこんなにも頑張れる人だったのかと掃除をするたびに思うことができたので、捨てられなかったのです。
いつか困った時に助けてくれるかもしれないと思い、棚の奥にしまっていました。
これが厄介なもので、大量にあるのです。
ミニマリストの方の「自分が必要と思っているけれど使っていない物はないのと同じ」という言葉を思い出し、毎回これを見て同じ気持ちになってやる気が出るのであればこの先ももうなくても思い出すでしょう!と、今回一気に捨てました。

あんなに大切にしまっておいた思い出を捨ててしまうと不思議と気持ちが軽くなりました。

思い出の品関係の中でも、写真や旅行先のチケットはデータでありますが、
そういったものは手元に置いておきたいので、これは置いています。

こういったようにどんな物をどうしたいかで自分という人を考えていました。

こんな感じで整理をしていくと、私は野心に満ちていることを思い出しました。
常に変わり続けて成長したいという気持ちは、日常に溶かされていたのです。

なぜ占わなかったのか?

この話はミニマリストをおすすめしているのではありません。
私が自分を知ろうとしたきっかけが掃除であり、参考にしたのがミニマリストだったのです。

ここで転職の話がきて、占ってもよかったのですが、自分の思考を知っていく過程で、すでに占う前からこういう結果になると予測はついていました。
占っても答えは一つしかありません。
なので占いはしませんでした。

占いはタイミングです。
チャンスもタイミングです。

これから掃除を始める人の参考になればいいなと思います。

物の考え方

①これさえあれば生活できるし、持っていたい物を書き出す
・スマホ
・ノートPC
・iPad mini6
・Apple Pencil2
・iQOS
・シャンプー
・コンディショナー
・ヘアオイル
…などと細かく書き出します。
例えば、シャンプー、コンディショナー、ヘアトリートメントと書いている場合、髪の毛や容姿に対してきちんとしたいという思いがあります。
別にどのシャンプーでも良いのであれば、書く必要はありません。
②なぜ必要なのかを書き出す
・スマホ→連絡手段
・ノートPC→仕事で使う
・iPad mini6→ノートがわりに使いたい→どこでも持ち運べるので仕事プライベート問わず使える
・Apple Pencil2→ノートがわりにiPad miniとセットで使いたい
というように、iPad proや無印、そもそも紙とペンじゃダメなの?とか自分のこだわりを考える時間なので、細かく書いていくのがおすすめです。
③実際に物と対峙して、捨てるか決める
・①②が終わってから、書いていない物を捨てていきます。
一気に大掃除ではなくて、日々捨てるか他に代わる必要なものを補充します。

片付けをする一方で、欲しいものがわかるようになったので、お買い物も目的に合わせて楽しくなりました。
これを持っている、選んだ理由とかエピソードがあると、
生活が輪郭を帯びる気がします。


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