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「やりたいことがない」って何歳まで許されますか?!

タイトルそのままではあるけれど、社会人3年目を迎えた今でも私の口癖は「やりたいことがわからないんです」です。お恥ずかしい。

確かに明確にコレがやりたい!がない人も一定数いるだろうけどそろそろ口に出すのも周りからしたら宙ぶらりんな印象を持たれるんだろうなって自覚はちゃんとありますよ。♪


… ♪が気になりますか?

文末に♪をつければ悩みも深刻に見えない気がするって意味で最近多用する絵文字です!

ADHDの私は普段から生きづらいなーって悩みながら
自分自身も苦し紛れに「♪♪♪」ってテンションで常に生きるよう意識してます。


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学生の頃出会った憧れの人たち

高校時代はカースト中の中で育ち、

大学時代は賢くユーモアある先輩方に惹かれてテニスサークルに入ったものの、不器用で生真面目な性格から先輩方と距離を置きうまく振る舞えないでいました。

そして私たちの所属するテニスサークルは結構がっつのあるサークルで別名お笑いサークル。

毎年お笑い大会みたいなものがあったんですよね。

先輩方はかっこよくて面白くて、いつも場全体を楽しませるのがうまい人たち。


そんな中お笑いとかとは無縁で生きてきた自分がネタやる番がきました。

舞台に立ったもののきょどりすぎて後から人に言われたことは、

「早口になって何言ってるかわからなかったよ…www」

って感じで場がカオスな状況になりました。KHAOS。混沌。

周り優しいからフォローしてくれるんですけどね。


自分としては「あ、自分って空気が読めない人種なんだ?」「周りと面白いとかの感性がズレているのかな?」って初めて自覚するきっかけになりました。

今でもコンプレクスです。♪

そこから自信が持てず、出来るだけ目立たないように大学生活ではc以上をいかにコスパよくとるか?を考えた結果、落単0は死守したので授業出席時間でいうとコスパの目標は達成してたなって印象です。そんな生活を続けました。

今思うとばか野郎です。

せっかく国立の理系大学に入学したのに研究に興味が全く持てなかった(持とうとしなかった)んですよね。


けれど、このサークルの雰囲気は居心地が良いもので自分の第二の家族みたいな存在ではありました。自分は到底敵わない、けど憧れの存在という感じでしょうか。


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「好きなことがわからない」コンプレクス


そして大学を卒業し、「好きなことがわからない」って理由で新卒で広告代理店に入社しました。周りにもそんな人が多い気がしました。

結構忙しい部署で2年ほど社会人経験も積み部内で何度か表彰される程度には真面目に働いていました。

この2年間もずっと自分の好きなことはわからず迷走していました。

広告の会社に入って広告運用をしているのですがクリエイティブに興味を持ったり、データ分析系の部署に興味を持って勉強してみたり。

けれどどれも一時的な興味で明確な「やりたい」はなかったので宙ぶらりんな状態で、前に進めないことに対して苛立ち。


そして

社会の理不尽さとか汚さに絶望したり、
同期との酒の場での会話のつまらなさにがっかりしたり、
情報量が多すぎるて、どの情報を得たらいいのかわからないって意味でSNS嫌いになり…

外との繋がりが面倒くさくなって、次第に土日も家に一人でいる時間が増えました。


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見せかけの足元の兆し


そんな中、短期的な目標・解決策が次第に見え始めるタイミングがきました。

きっかけは社外の人との繋がりで、社会の普遍的な勝ちルートのパターンをいくつか知ることになりました。

(勝ちってなんなんだろうっていうのは一旦見逃してください。)

①お金を稼いでFIREしようとする人
②3年後に海外MBA留学しようとしてる人
③同期でデータ分析を学習するために海外の大学院に行こうとしている人

単純な自分はどれもイイな!ってなり、20代のうちに海外経験を積めるようにとMBA留学とCS(コンピュータサイエンス)大学院留学に興味を持ち始めました。

海外に行きたい!!って気持ちが強くなったんですよね。


それまでも、「東京カレンダー」「港区女子」みたいな”強い女”になりたい!と思ってはいたものの

全身ブランドで固めた”強い女”っていうのは結局、表面を着飾るだけで本質的には心の虚無を生むんじゃないかってamazon primeで『東京女子図鑑』を見て思ったんですよね。

なので海外の院に行くことで、知識をつけてキャリアアップできそう&強い女になれる、で一石二鳥だと思った訳です♪

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と興味を持ったはいいものの詳しく内容や準備項目を調べていて

結局自分の「好き」がないとそれは自己投資ではなくただの消費で、
プラスには働かないんだろうなってことに気がつきました。

CSの分野はその分野に詳しい人に向いてなさそうと言われたり、w
MBA留学がしたい理由も特になかったためかかった費用を回収するだけの学びを得られるかの自信がなくなったのです。

やりたい「こと」がないのに手段(海外に行く)を優先しようとしたからですね。

20代は残り5年だから海外に行ってぶちかましたいし、
だけど今のままではお金と時間を無駄にしてキャリアを落としかねない…

(海外も行ってFIREもしたいって思ってるので)

そう考え始め、また口癖の「やりたいことがない」にたどり着く…

そんな自分に辟易しました。


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「大学時代の憧れ」を思い出すきっかけ


そんな、日常全部がコンプレクスみたいな生活を続けているとふとあるタイミングで長期的に自分がなりたい像を再認識できたきっかけに出会いました。

大きかったのが、そのサークルの先輩の単独お笑いライブでした。

大学のサークルの先輩がお笑い芸人をやっていて歴としては自分の社会人経験と同じくらい。

そんな先輩が先日単独ライブを行っていたので友人に誘われて参加しました。

お笑いライブというものを初めて生で見ましたが、いい間違えとか含む場の緊張感、その場にいる人みんなを笑かそうとする雰囲気、ネタ全体のストーリー性やアドリブ力など総じて、すべて初めての出会いでした。

震えました。

コント中心だったので、「お笑いって演技だったのか!」という感動と

その先輩はネタの脚本も書いているんですよね。なので「お笑い芸人って作家でもあるのか!」という驚きと

そのために日常をすべて笑いのタネに還元しようとするエネルギーや精神力、

それに必要な”自分の感性が面白い”という自信、そして人望。


すべてが生々しくコントのいたるところから滲みでていて圧倒されました。

自分は普段PC画面に向き合って仕事をしているので、人の持つエネルギーに異常に影響を受けたのかもしれません。

自分のなりたい像は特にこの、自分の感性を信じる力と、日常を地に足をついてしっかり生きることだと思うようになりました。解消すべきコンプレクスはここだ!!!!と。

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その後は「とりあえず海外に行こう!」は失敗しそうだから、これからやるべきことは2年以内に海外に行く理由を作る。自分の軸の足掛かりはできた気がするからもう少し学びたいことの具体性を上げる。

25歳は不安定な年齢だからもがいて考え続けよう。

そう思うようになりました。


ちょうど同じタイミングで、自分が求めていた答えが書いてある本を見つけました。

『思考の整理学』の著者、外山滋比古さんの『こうやって、考える』です。

本書でも各々が知性を持ちつつ、自分の軸で生きるために

①「笑い=知性」である
②地に足をついた生活を送ること

が重要だと論じられていて、まさに今の自分に当てはまる内容だと嬉しくなりました。そしてこれらを達成するために、やるべきではないことの記述がありまさに自分が陥りがちな内容だったので印象的でした。

内容は伏せますが、特に自分みたいな生真面目に生きてきたタイプにとってはバイブル的本になるかとも思うので是非読んでみてください!


そして、また前向きに悩む


一旦、まだまだ「やりたいことがわからない」状態は続きますが

やらないことリストに対して納得感を持てたのでここ数日でコンプレクスが少し解消された気がしました。嬉しいので今回久しぶりにnote更新しました運びです。

そしてそれとも関連する、社内で異動したいかもと思える部署を見つけました。もう少し調査進めて上に打診する準備を進めていけたらなと思います。

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お笑いってすごいですね。社外の人と話し続けるのがやっぱり好きだと思いました。本って自分が欲しい時に答えのヒントを持ってきてくれる。

ってことが言いたい文章でした。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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