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「勝手にお悩み相談室」~おじさんたちは悩み好き~enjoy publish ANSWER⑪

enjoy publish clubに寄せられたenjoyキッズたちからのお悩みに、
酸いも甘いも噛み分けた?おじさんEPCメンバーが好き勝手にアドバイスを送る「勝手にお悩み相談室」。さて、本日のお悩みは??

子どもの成績が伸び悩みです。 親が声かけしても反抗はしないですが、 おどけてどこかへ行ってしまいます。 (サーティワン/主婦/40代/女性)

■サンコンのAnswer

顔 サンコン


サーティワンさんはお子さんの成績を伸ばしたいんですね? いい成績をとって、いい大学に入って、いい仕事に就いて、いい給料をもらって……。ああ、そこまでは言ってない?
こうした「子どもの成績問題」に関して言えることはただ一つ、「金は出しても口出すな」。勉強しないお子さんの成績を伸ばすために機会を与えたいなら、徹底的にベストな教育方法を調べ上げ、それに必要なお金を注ぎ込むことです。逆に、お子さんが教育を求めてきたら、すべてイエスで応えてあげることです。親にできるのはせいぜい、「金かけとるんじゃけえ、しっかり勉強せえ!」と嫌味をぶつけるか、「どんな大人になりたいのか」夢を聞き、語り合うことくらいでしょうか。まあ、もしお子さんが前者のタイプの場合、親がどれだけあがき、大金を注ぎ込んだとしても9割9分ムダ金に終わるでしょうけど。
突然変異的な例外はあるのかもしれませんが、人生のどの場面を切り取っても、金太郎飴のごとく「やる奴はやる」し、「やらん奴はやらん」のです。「直角三角形の底辺の2乗と高さの2乗の合計が斜辺の2乗に等しい」というピタゴラスの定理のように。「この世に四股ほど気持ちいい行為は存在しない」というサンコンの最終定理のように。
どうか金を惜しまず、お子さんの可能性を信じ、静かに見守ってあげてください。


■ニシムラのAnswer

顔 ニシムラ

こちらのお悩みを聞いていて、サーティワンさんの気持ちって凄い分かります。こちらは心配して、頑張ってほしくて、できることって何かなって思って、声をかけますよね。
けど、こちらの期待とは違った反応が返ってきてしまう。なんともいえない気持ちになりますよね・・・。
で、ちょっと思ったんですけど、これ子ども側ってどういう気持ちなのかなと。僕にも(というか誰にも)学生時代があったので、あのころ自分がどうだったけなーと思い返してみると・・・。
もう全部分かってました。親の心配、期待、気遣い、優しさ・・・それに対して確かに伸び悩みだ、自分が頑張らないといけない、成績を挙げたい、親が期待してくれている、親の行動に反応したいとか・・・。
けど、全部がぐっちゃぐちゃになって、結果反応できないんですよねー。んで、もう居ても立っても居られなくて、どっかに行くしかないんですよねー。
ああいう時ってほんとにどっかに行きますよね。どこに行くんでしょうか。思い起こすと、どっかの基準はひと気のないってことですね。
なんか一人になって落ち着きたいって気持ちです。
まぁ落ち着けたところで、そんなにしっかり考えるわけでもなくぼーっとし続けるだけなんすけどね。
んでなんとかくまたひと気のあるところ(家とか)に戻るっていう。
学生時代なんてそんな繰り返しじゃないっすかねー。

んで、お悩みにもどりますけど、反抗してこないってことは、分かってるってことで、どっかに行くってことは、落ち着きたいってことで、全然健全っすよ。サーティワンさんがまたいろいろ考えて、行動を変えると、より子どもの考えることが増えるので、今のままって感じが良いと思いますが、どうでしょうか~~。


■ヤマモトのAnswer

顔 ヤマモト

『夜明け前が一番暗い』という言葉がある通り、苦痛から抜け出す直前、壁を突破する時、萌芽した才能が開花する一歩手前をいうのは一番つらく、周りから見ると「まだか?」と呆れ、諦めてしまいがちなものです。類似語として、「下痢の前の便は一番固い」という言葉が思いつきました。こっちのほうがしっくりきますか?そうでもない?お子さんは決しておどけているわけではなく、自分の成長の遅さ、理解力のなさに嫌気がさして、若干自暴自棄になっているのかもしれませんね。
成績の伸び悩みというと、私も高校受験の時に苦い経験があります。レベルで言うと、市内2番目の公立高校を第一志望にしており、そこに向けて勉強を続けていたのですが、学習塾の先生に「君は自分のことを過小評価している」「市内で一番レベルの高い●●高を目指しなさい」と言われました。それを聞いた母親もプロに言われるものだから、間に受けて、「あんたは過小評価しすぎよ!」なんて言い出す始末(完全に受け売り)。確かに、頑張れば届かない成績ではなかったのですが、当時私は自分の成績の「伸び悩み」を感じていたので、正直気が進まなかった、いや、絶対受かるわけない、と思ったのですが、2人の熱意に推されその高校を受験することになりました。結果、掲示板に私の名前はありませんでした。寒風が吹きすさぶ中、「母さん、ダメだった」と電話で伝えたことを今でも鮮明に覚えています。
結局は実力不足なので、自分以外のだれのせいでもありません。ただ、その時思ったのです。「自分のことは自分が一番わかってる。人生のターニングポイントは自分の決断を信じる」、と。決して今の自分に不満があるわけではないですが、あの時、自分の思いに素直になっていれば、全く別の人生を歩んでいたいたのかもしれません。
塾は嫌いではなかった。パワプロ(実況パワフルプロ野球という野球ゲーム)で選手作るときにその塾の先生の名前を付けるくらいには愛着を持っていたし、当時のモノマネの十八番はその塾の先生だった。でも今思い返してみると、自分の人生を預けるにはいささか奇天烈な塾だったように感じます。なんせ、解説が終わる度に「これでだいじょ~ぶい!(Vサイン)」って言ったり、英語でオフコース(もちろん)のことを「モチコース!」と駄洒落てみたり、脱脂綿のことをダッシュ綿って言ったり言い間違いしょっちゅうだったし、極めつけは、「いけてますか~?」って「いつやるの?いまでしょ」ばりの決め台詞を言ったり。
成績が伸びようと落ちようと、お子さんの人生はお子さんに任せたらいいのではないでしょうか。親だろうと塾の先生だろうとその子の人生の責任はとれないのですから。ただ、何か困っていることや、自信を無くしている時があれば指でVサインを作って、「だいじょ~ぶい!」と言ってあげてください。あなたがすべきことはそんな小さなことなのかもしれません。

参考:金太郎飴

金太郎飴

参考:パワプロ

次回予告:

■手打ちでうどんを作った時も、
クックパッドで人気だったナンのレシピを参考にナンを作った時も
これに悩まされたのですが、
小麦粉とレシピに記載するのはやめてほしいです。
薄力粉も中力粉も強力粉もあり、
それぞれに役割や適材があることをレシピ提供者は忘れないでほしい。
(インド料理屋の店員はだいたいバングラデシュ人/事務/26歳/女性)


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