無視できないSOS - 不登校の背景に隠された叫び
光を見つけ始めた適応指導教室の子どもたち
学校に行けない子どもたちが、適応指導教室という居場所を見つけて、少しずつ
前向きな変化が見え始めています。
そんなある日のこと・・・
一人の担任教師が私の元を訪れ、子どもたちの進捗について報告してくれました。
見過ごされる子の現実
会話の中で「クラスに登校できずに苦しんでいる子は?」と尋ねると・・・
担任は静かに「1人、います」と答えました。
この子の生活環境は想像を絶するものでした。
家はゴミ屋敷と化しており、かつては担任と福祉職員が手を取り合って掃除を
試みたものの、今は再びゴミの山が築かれているとのこと。
食事、入浴、勉強のためのスペースの確保さえままならない状況です。
この子の健康と将来に深刻な影響を及ぼす危険が迫っています。
行動を起こさない社会の壁 - 今こそ変わる時
しかし、専門機関の支援が必要なこの状況にもかかわらず、役所の各所管は
動きを見せません。
過去には似たようなケースで迅速な対応がなされた実績があるにもかかわらず
今回は担当者が動かないのです。
この理不尽な差は一体何なのでしょうか?
私は、自らの立場を超えて、担任に必死のアドバイスをし、支援を強くお願いしました。
この子のように、第三者の介入がなければ状況が改善されない子どもたちがいます。
彼らの声に耳を傾けてください。
毎日のように子どもたちが犠牲になっている事実を前に多くの教育行政にかかわる
大人たちはいつになったら気づくのでしょうか?
いつになったら行動を起こすのでしょうか?
この記事を通じて、一人でも多くの人が現実に目を向け、行動を起こすきっかけに
なればと願っています。
子どもたちが抱える「カベ」を大人が壊さなければ、彼らの未来は永遠に
閉ざされたままなんです・・・・気づいてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?