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女性のエンパワーメントで、今の私がここにいる。

悩みがあったら、誰に相談するか。

モラルハラスメントをするような人物は、すでに友人や身近な人に良い印象を与えています。

相談をしても「そんな人には思えないし、ストレスが溜まっているからじゃない?」「もう少し様子を見てみれば?」「夫婦なら誰でもそれぐらいなことはあるよ」などとの答えが返ってくるのではないでしょうか。

それもそのはず。

すでに周囲を固めてられています。
手ごわい相手です。見破るには色眼鏡を外す必要があります。

私の場合、相手が公の場で大声で怒鳴り叫んだこともあって、その場にいた方が、配偶者暴力相談支援センターの名刺サイズのパンフレットを手渡してくれました。

今まで誰かに相談したことはありません。

ⅮⅤ(ドメスティック・バイオレンス)について知っていましたが「まさか私が!?」と思いながらも、パンフレットに記載されていた電話番号にかけて、これまであった出来事を話しました。

心の中で「これ、おかしいんじゃないかな?」と思い続けていたので、次から次に言葉が出てきます。

女性相談員から「典型的なモラルハラスメントですね」と言われ衝撃でした。

「年を重ねるとそれなりに違う価値観があるし、お互いに認め合うようにしたい」と思っていたのですが、気づいたら相手は私を認めていなかった。

今思えば「俺の邪魔ばかりするな。なんで言うことを聞かないんだ。」「だからお前はダメなんだ。」などと言われ続け、年月をかけて支配的になっていったと思います。まさに洗脳され、気づくこともできず愕然としました。

相談機関につながったことで、私自身が現状を冷静に知ることができたのはよかったです。

住所地にある配偶者暴力相談支援センターに相談していましたが、別居先とは距離があるため「別居先の相談支援センターに繋がったほうが支援を受けやすい」とアドバイスをいただき、その先につながりました。

相談員の方と相性というか、ご縁もあるかと思います。

実は別居先から一度目にかけた時、モヤモヤ感が残ってしまい、このまま相談しようか迷いました。
相手に言われ続けてきただけに、凹みやすくなっています。

気を取り直して、他の相談窓口に電話をかけた時「勇気を出して電話をくだれでありがとう」と言われホッとしつつ、つながれた嬉しさがこみ上げてきました。このかたに相談しようと思い、今でも継続相談をしています。

婦人相談員の方々のおかげで、救われた方もたくさんいるのではと思います。だからこそ、大切な場所だと感じます。

ひとりでは、どのようにしたらいいのか道筋をつけることが難しく、サポートしてくださる人がいることで、少しずつ前に進むことができました。

婦人相談員の方々の存在は本当に心強く、サポートしてくださったことに感謝いたします。



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