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人生とは...考える事に価値がある(パスカル著:パンセから得られた事)

YouTubeでパスカルの紹介動画を
何度も観てしまうくらい
パンセに惹かれております。

《『パンセ』で極める人間学》を
読んでみたところ

とても感動したので、
この想いを記事にしたいなと思いまして
記事を書かせて頂きます。

私の中でのパンセブームは
まだ続きそうな気がします。

パスカルはキリスト教を
信仰しておりましたが
私は宗教を信仰しておりません。

なので
何かの宗教にいざなおうとかは
一切思っておりませんので
思いのままに自分の思うことを
書いていきたいと思います。

今の生き方に疑問を持っている方
今の自分や環境を少しでも変えたい方
自己肯定感を上げたい方

にも勇気づけられる記事になれば
嬉しく思います。




人間の価値、義務は正しく考える事


人間というものは、どう見ても、考えるために創られている。考えることが人間の尊厳のすべてなのだ。人間の価値のすべて、その義務のすべては、正しく考えることにある。

『パンセ』で極める人間学 p170


パンセでこの考え方は
結構有名らしいんですけど

当たり前のことを
言ってないかって思う方も
いると思いますが

この考え方こそが
絶対的な真理なのかもなと思いましたね。

ただ
『正しく考える』というのは
非常に難しい事だと思いますね。

むしろ
『正しく考える』ということを
日々考えていかなければ
いけないのかもなと思いますね。



『人生』について考えてきた自分

私が『人生』について考えるキッカケは
中学の頃でした。
強い者が弱い者の権力を制限する構図に
ずっと疑問に感じていました。

高校に合格し、弱い者である自分は
中学校に行きたくないなと思い
卒業式前に社会への抗議の意味も含めて
休んだこともありました。
(体調不良と学校には言いましたけどね)

高校に入学し、
周りでガラケーでホームページを
作ることが流行っていたので、

自分でホームページを作り、
人生について考えるホームページを
作りました。

(中身はそれほど人生について
考えていませんでした。)

その中で日記により
自分自身の考えを毎日書いていました。

ホームページで発信することで
弱い者である自分が
自由に発言することができることを

周りの仲間に見せつけてやりたい
という気持ちが強かったので
続けられたのかなとも思いますね。

結果としてホームページを始めた
高1〜3まで毎日日記を書き続けました。


大学や社会人になると
特に自分は弱いとも思わなくなり
就職については本気で考えていましたが

自分の人間としての生き方を
本気で考えなくなりました。


そして
子供が生まれて自分の時間が
少なくなったことで、
再び人生について
限られた自分の時間について
考え始めるようになり、

高校の時のように
「自分の想いを発信したい!」
と思い立ち
今のnoteの活動に至ります。


惨めさを知る事は偉大さである


自分が惨めだと知ることは偉大になるということなのである。

『パンセ』で極める人間学 p158 


私はネガティブなタイプなので、
まさに自分が惨めで弱い存在である
と日々思っていました。

ただ、
この言葉を聞いて
自分の惨めさに気付いていた自分は
ある意味強いのかもしれないな
と肯定できた気がしたんですよね。

それと同時に
自分について深く考えることこそが
重要だったのだと気付き
自分のここ数年の行動が
報われた気もしました。

育児を通して自分自身と
本気で向き合うようになり
時間というものは有限であり、
自分のできることは有限である
ことに気付かされ

惨めだと感じたからこそ
考え続けて今に至るんだと思います。

これからも考えることを
大事にしていきたいです。

まとめ:考えることに価値がある


流行は、楽しみをつくるのと同様に、正義もつくる。 

『パンセ』で極める人間学 p149 


正義というものは
流行と同じで変わるわけなので、
正義と同様に絶対的な真理というのも
変わるものなのかもなと思います。

だからこそ人間の価値と義務は
考えることにあると思いますし

これからの人生についても
自分のコントロールできる事は
自分で考えて行動する事が
人間としての義務なのかな
と思いました。

ストア派、幸福論に関して
代表的な哲学は学習してきましたが

パスカルの考えを学ぶことで
思想の点が線で結ばれた気がしました。

論理的で様々な観点から人間を観察する
パスカルの能力と表現の美しさに
感銘を受けました。

そして
自分は機械設計者として収入を得て
嫌な仕事も引き受けて生きていますけど

一人の人間として一個人として
自由に生きていきたいな
という想いが更に強くなりました。

これからも
自分自身の弱さと無知を認識し、
新たな分野や今まで学んだことを
理解していくことで

自分の納得のいく人生が得られるように
日々考えていきたいと思います。

最後までに読んで頂き、
ありがとう御座いました。


参考文献

『パンセ』で極める人間学 NHK出版新書677 鹿島茂


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