見出し画像

週3日労働の障壁:固定観念と自分の視点から新たな視点を模索する

週3日労働を目指しているものの、
道のりはそんな容易なものではないです。

なぜ容易ではないかと言うと、
日本の正社員としての働き方や
家族考え方による影響を
少なからず受けるからです。

今回は私の家族の考え方と
現実的に可能な労働のあり方について
私の想いを書いていきたいと思います。

何か新しいことを始めたいけど
障壁を感じている方に少しでも
御力になれれば嬉しく思います。



父親の考え:平成の働き方

まずは父親の考えによる影響ですね。

・定年まで正社員として働く
・働ける時は残業して残業代を多く得る
・仕事が趣味になるくらいのめり込む
・最終的には退職して年金をもらう

一般的な考えといえば
一般的な考えですね。

平成の働き方は
まさにこうだったと思います。

そして多くの人が共感できる
考えなのだと思います。

ただ疑問に思うことは

・65歳から私達の年代は年金を貰えるのか?
→平均寿命上がるから80歳からかな...

・年金だけで生活できる社会になっているのか?
→インフレに対して年金も増額できないかな...

ということです。

私達30代(1984〜1994生まれ)世代は
まだ未来は未知なわけですよ。
(20代はさらに未知ですよね。)

それなのに
今までの3ステージの社会を生きて
年金を貰えている世代から

そんなことを言われましても、
社会を信用できないわけですよ。


英ロンドンビジネススクール教授
リンダ・グラットン氏が提唱して
おりますが

3ステージの時代は終了し
マルチステージの時代へ
シフトしていくと言われております。
(もう始まってるかも…)

3ステージ
教育→仕事→引退

マルチステージ
教育→仕事→教育→仕事→…

なぜそのようになるかと言うと
3ステージは平均寿命が70歳の時に
成立していた様式だからです。

と言うことは
お金の稼ぐために変化していく
必要があるわけですよね。

仕事だけに一括投資し
生活費を稼ぐのではなく、

経済的な投資や農業的な投資を通して
生活力を高めて、

どんな仕事にも就けるような
体制を整えるのが
重要だと私は思っております。


そのために週3日労働を
本気で目指すことで

仕事だけに依存しない働き方を
視野に入れていきたいなと
私は考えているのですが、

この考え方は父親に
中々分かってもらえないので悲しいです。
(父親よりは母親の方が理解はある。)

ただ
分かってもらえないのが父親だけでなく、
日本社会にも受け入れてもらえない
価値観な気もしてます。


でも多くの人に考えてほしいのは、
自分の暮らしに必要な
最低限の支出を理解しないで、
稼ぎ続けて何の意味があるのでしょうか?

そんな死に物狂いで働く
父親や大人達をみて
果たして子供は嬉しいのでしょうか?
同じ生き方をしたいと思うでしょうか?

私は全然お父さんに
仕事を頑張ってほしいとは
思わなかったです。

なぜなら仕事のストレスとかを
家庭に持ち込まれるくらいなら
仕事をやらないでほしかったからです。
(洗面所が寒いという理由で
母が怒鳴られていた記憶もあります。)

たしかに
その収入のおかげで
公立高校、国立大学に行けたのは事実です。
それに対しては本当に感謝しています


ただ
私が本当に父親から教えて欲しかった事は
「死に物狂いに働かなくてもなんとかなる」
と言うことだったのかなと思います。

なぜなら
私の父は転職する前は給料は安いけど
定時帰りできる会社に元々いたからです。

そこから私が生まれて
転職して仕事ばかりの人生になるのですが、

安い給料でも楽しく生活できる
方向が分かった方が
良かったのかなと思っています。

まあ時代が時代なので、
そんなヌルい生き方は
平成の日本の空気感を考慮しても、
出来なかった事かもしれないですけどね。

父の中では
正社員として生きる
『3ステージ』の生き方が正義であり

「インデックス投資と週3日のスキマバイトで
生活費を得ようと思う」と夢を語ったところ、

大きな不快感を示したので、
それ以降はタイミーの話すら
父の前ではできなくなりました。

ただ母親と叔母が
タイミーやっていたようなので、

タイミーの業務内容や感想を聞けて
収穫は有りました。


奥さんの考え:40代後半にリタイア

奥さんも定年まで働くのが
普通であるという考えを持っています。

残業も2h/日した方が
お金も良いからしたらと言われます。

「そもそも大病でもしない限り
夫が仕事を辞めて週3日労働する想定を
しないもんだよ」
とも言われました。
(そりゃそうだよなーと思います。)

ただそんな事を言っても
私の意見を尊重してくれます。

早期リタイア自体も
否定的では有りません。

「せめて40代後半でリタイアすれば?」
と言われます。

その考え方を持ってもらえるだけ、
本当に感謝の気持ちしかありません。
(65歳まで正社員として働く事自体
辛いですからね。)

なぜそんなに共感してもらえるか?
と言うと

男性は正社員じゃなければ
信用度が低くなるのに
女性は正規でも非正規でも
信用度は変わらないという社会の風潮は
あまりにも男性の労働の観点で不平等である

という考えを持っているからです。
(私に譲歩して言ってくれている部分も
あるとは思います。)

ただ奥さんから言わせると
「こんな許容してくれる奥さんいないからね」
と言われます。

そんな働く自由を許容してくれる
人達が増えることで
苦しい働き方をする人が
減ると信じています。

そして
本気で資産形成に取り組む人達が
増えることを願っています。



週3日労働ではなく週4日労働から始める

そもそもですが私も週3日労働は
精神的なハードルが高いと言うのは
本音としてあります。

ただ週4日労働(週休3日制)は
現在イギリス国内で
検討しているのようなので、
近い将来現実的に有り得ることだと思います。
(ネットニュースの情報なので
どこまで本当かわかりませんけどね。)

なので
週3日労働する前に週4日労働を
挟むのもありだなと思い
週4日勤務の可能性を模索していました。

『キャリアパーク』の説明見たら
以下のデメリットがあることもわかりました。

・1日の就業時間が増える可能性がある
・収入が下がる可能性がある
・キャリアの選択肢が限られる可能性がある

特に
キャリアが狭くなるっていうのが
やはり自分にブレーキをかける。
なぜなら稼ぐ力が減るわけですからね。

ただ
いずれ私は退職するわけですから、
早い段階から稼ぐ力が減ることを
意識して良いと思っています。

家計管理もしていますし、
奥さんも何かしら働きたい
と言っているので、

そこまで私が稼ぎ過ぎる必要もない
と思っています。

私としてはまずは部署異動から行い、
ダウンシフトして行くのが
現実的な方向性だと感じています。

ただ私の本音は
「パートやスキマバイトで
週3日労働を継続したい!」

と言う強い想いがあるので
部署異動でいくか

それなら会社を辞めて
機械設計の派遣社員として働いて
契約が切れたら、
週3日労働もありかなとも思ってます。


まとめ:新しい考えを模索していく

ヘーゲルという哲学者の
弁証法の考えが好きです。

この考え方は対立する2つの意見
(テーゼとアンチテーゼ)がある場合、
その2つの意見の条件を満たす
新たな意見(ジンテーゼ)が
いずれ生み出されるという考えです。

今回であれば

・テーゼ:正社員として定年まで働き、
65歳(老後)で自分の活動を行う

・アンチテーゼ:スキマバイトで週3日労働、
週4日は自分の活動を行う

これが今回取り扱った対立意見です。

では
ここから生み出される
新たな意見(ジンテーゼ)は
なんなのでしょうか?

それは今の自分でも模索中ですし
自分の中で答えは出ていません。

ただいつか答えが出る気がするので、

まずは責任の重すぎる
機械設計職正社員を
降りたいなという気持ちです。

どうなるか分かりませんが、
これからもそんなトリッキーな
私の人生を見守って頂けると嬉しいです!

そして
皆様の何か働き方のヒントを
提案できれば嬉しく思います。

自分にとって
最高のジンテーゼを
見つけていきたいと思います!

最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。


関連記事

週3日労働に対する私の考え方です。


怠惰に生きるための心意気です。


仕事について自分なりに考えてみました。



参考文献

ライフシフト 100年時代の人生戦略
リンダ・グラットン
アンドリュー・スコット
東洋経済新報社

キャリアパーク
週4日勤務を実現しやすい10職種|一番合う働き方を知る3ステップ


大人の教養 面白いほどわかる倫理
村中和之
KADOKAWA

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?