『中国の若年層の失業率の上昇で世界経済にどう影響するか』
数日前、知り合いの中国人から無事『帰化』できたとの報告がありました。
日本より中国の方が、人口が多く、今後発展していくように見えたので、なぜ帰化しようと思ったのか理由を聞くと『中国経済に、未来が見えないから』とのこと。
今、中国経済ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
本日のテーマは、
『中国の若年層の失業率の上昇で世界経済にどう影響するか』です。
現在、中国では若年層の失業率が急上昇しています。
昨年(2023年)、中国国家統計局からの公表では6月で20.3%。
世界中にインパクトを与えました。
そして、7月から数ヶ月間公表を停止していましたが、今年に入り14.7%になったと報告されています。
公表を停止していた期間中、何が起こっていたか分かりませんが、中国の失業率の増加は深刻です。
その背景には、一人っ子政策の皺寄せによるものも含まれます。
一人っ子政策は1979年から2014年まで続いた政策で、一組の夫婦に子供は一人と定められ、人口が増えないようにする取り組みでした。
夫婦に一人しか子供を持てないこともあり、教育熱心な家庭が増えたことによって、大学への進学率が増加しました。
しかし、景気が低迷する中で、企業が雇用を控えたともあり、需要と供給のバランスが崩れ、大学を卒業しても就職できない人が増えていきました。
中国の若年層の記録的な失業率の上昇は、マクロ経済の損失にも繋がっています。
例えば、
フランス、ハイブランドのシャネルも、上顧客の購入価格は下がっていないものの、初めて購入する層や、たまにしか購入しない層の購入額が減少しているといいます。
中国にハイブランドの需要が高く、社会人になって初めて買うはずだった、ハイブランドの製品が、就職難のため買えなくなったことが、購入額が下がった要因です。
人口世界一の中国。
今後も失業率が上昇していけば、莫大な消費が失われ世界経済にも影響する可能性があります。
資産形成を実行するにあたり、中国経済も意識しておく必要があるので、今後見ておくようにしましょう。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
『自分のお金と向き合い、人生をより良くしていきたい!』
という方におすすめのセミナーを開催しています。
■人生100年時代に備えるお金のセミナー
詳細はこちら↓
https://enjoy-financial-office.hp.peraichi.com/?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?