『活躍する女性が増えるために必要な環境』
コロナ禍以降、テレワークが普及することによって、働く場所を選ばなくなったため、育児をする女性にとっても仕事を継続しやすくなりました。
しかし、まだまだ女性が出世しやすい環境とはいえないのが事実です。
政府が目指す『女性管理者を増やす』取り組みで、活躍する女性は増えるのでしょうか?
本日のテーマは、
『活躍する女性が増えるために必要な環境』です。
政府は2030年までに、女性役員の比率を30%以上にすることを目指しているとのこと。
日本は、女性の役員が諸国より圧倒的に少ないことが課題です。
女性の役員比率が一番多いのがフランスで、45.2%
日本の次に比率が高いのがアメリカの、31.3%
日本は15.5%。アメリカと2倍の差があります。
日本の女性役員が少ない要因は、出産した60%の女性が、第一子出産を機に退職したというデータがあり、『仕事と育児の両立の難しさを感じて』仕事を辞めてしまうので、出世までのキャリアを積めないというのが理由です。
また、『本人が希望しないから。』という理由もあり、制度を充実させても精神面で望まない女性が多いことが分かります。
では、なぜフランスは女性役員比率が高いのでしょうか?
フランスは、子育てをする女性の85%が仕事を持っており、仕事を継続できる環境にあるからです。
フランスの法定労働時間は週35時間、年間の法定有給休暇は5週間。
日本の週40時間、有給休暇最高20日と比べると、フランスは拘束される時間が少ないことが分かります。
しかも、残業がほとんどないうえ、仕事とプライベートをしっかり分ける習慣があるため、就業時刻になればすぐに帰宅できる環境にあり、
仕事をしていても家族と過ごす時間が十分取れる仕組みになっているからです。
そのため、男性も家事や育児に積極的に協力することができるため、女性も負担なく仕事が続けられます。
フランスの環境からみても、子育てする女性の出世を後押しするには、男性の協力が必要だと感じます。
ただ、男性側にも余裕がなければ実現が難しいです。
やはり、生活を安定させるためには、家族との時間を少々減らしても働かなければならないという人も多いのではないでしょうか?
しかし、経済的な余力があり、働く時間を自分でコントロールできる環境を作ることができれば、家事や子育てに協力することも可能になってきます。
女性が子育てをしながら、仕事でも活躍できる世の中になるために、夫婦で経済的な自立を目指していくことが大切です。
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