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エアコン使用レポート
ポータブル電源P2001こと「Pちゃん」との生活が始まってから半年以上が過ぎ、いよいよ夏本番。
気になるエアコン運転における電源消費に関するレポートをするときがやってまいりました。石油ファンヒーターのときのように、なにか予想もしないような展開が待っているのでしょうか?
下準備
いくら大容量バッテリーの仲間とはいえ、エアコンの電力消費が1000W級ならば、2000Whのバッテリーなんて2時間と持たないわけです。だから少しでも効率よく冷やすことができるように、考えられる工夫を施すことにしました。
ヲタク部屋作戦
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まずは窓とカーテンを閉めました。カーテンは遮光一級のしっかり光を防げるものを設置しているので、光とともにやってくる(ウルトラマンではない)熱を、遮断する目的です。
ただこれはすぐに考え直し、カーテンで光を吸収すると室内で熱が放出される感じがしたので、雨戸を閉めることにしました。換気用のいくつかのスペースだけ残し、それ以外はできるだけ光を雨戸の段階で防ぐ。
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それを徹底したらこうなりました。なんか怪しげなヲタクの部屋?
とか言いながらワクワクしている自分がいるわけです。さあこれでどうだ?結構効率よく部屋を冷やし続けられるのではないでしょうか?
コンセント切替
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エアコンの本来の電源からコンセントを抜き、先日このために購入した安全対策バッチリな延長ケーブルにつなぎました。
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そしてそれをPちゃんのACコンセント部に接続します。手前にはPC関連のコンセントが刺さっています。
これで準備完了。
運転開始
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まずは日中の1番暑そうな時間帯に、エアコン冷房29度で稼働してみました。室内温度は32度くらいあったかも知れません。
冷房運転レポート
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設定温度に達するまでの間、500W近くの結構な消費電力が続きました。あっという間に蓄電容量が減ってゆきます。苦労して時間かけて充電したのに、なんだか切ない気持ちになります。
エアコンの動作状況は極めて良好で、冷えるのですが設定温度になかなか近づかない。
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今回は温度差がいつまでたっても埋まらず、こちらが折れて設定温度を30度に上げることにしました。
室内温度が設定温度に近づくと、ようやく消費電力は250W前後に留まるようになりました。ソーラーパネルから入力をシつつの使用であるにも関わらず、蓄電量は14%減っています。これはきつい。
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冷房での使用は太陽光が最大500Wで発電できているとしても、ギリギリ釣り合いが取れる程度で、日中に冷房を使うことは充電を放棄することになるため実用的ではないということが判りました。
多少想像していたものの、ここまではっきりすると悲しいものを感じます。でも冷房を使うだけで炊飯などがピンチになるのも困ります。
ドライでトライ
ここで引き下がるような素直な人じゃないのがえんじろうです。
というわけで、次はエアコンをドライに設定したらどうだろうかという実験です。
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実は日を改めての写真です。やはり日中は暑いので、設定は現在温度の-2度としてドライ運転を開始。どうしてドライのときは室内温度との比較で指定するのかな?
ふと浮かんだ疑問はAiのbardに尋ねてみると、冷房と除湿の目的の違いから来ていると言われました。あんましよく判らない。
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ドライ設定の場合は、たしかに部屋の温度は軽くしか下がりませんが、1度家2度は下がっている実感はあります。そして消費電力は300Wを切っていました。
明らかに冷房運転よりも電力消費は少なくてすみました。正直少し意外でした。
消費電力はその後150W台にまで下がっていましたよ。
寝る前のテスト
今度は寝る前のひとときに、快適な睡眠のためにドライをかけるというのをやってみます。今度はあまり冷えなくても良いので-1度設定にしておきました。
最初のうち除湿が落ち着くまでは150W位を消費しているようでした。やはり夜だからなのか、昼間の時間よりも消費は少ない感じです。
そして次の瞬間。
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除湿が完了したのでしょう?何と消費電力が32Wと出ています。実はこのときPCでお仕事していたので、この消費電力はPCのもののようです。
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除湿は湿度中心に行動するため、湿度が下がれば冷やすことにはこだわらないようです。なので動作が停止していました。
また湿度が上がってくれば動くのでしょうが、電力消費的にはとても快適に感じました。
と入っても一晩中ドライをかけるのもACへの変換ロスも含めて冷蔵庫のときのように効率が良いとは言えません。
やはりシャワーの後から布団に入るまでの間に使うというのが良さそうだなと感じました。後は除湿した余韻で眠るという感じでしょうか?
梅雨があければ
今年も「梅雨明けてました宣言」になりそうな気がしますが、梅雨があければ晴れの日も増えて、太陽光発電量も増えるかも知れません。
そうなったとき、またエアコンの利用パターンが変えられるかも知れないですね。まだまだエコの旅は始まったばかり。これからもレポートできる楽しみはたくさんありそうです。
それでは、今回はこの辺で失礼します。
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