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楽曲とオカリナ 最終回
皆さんこんにちは。7月1日発売になりましたえんじろうのニューアルバム「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」ですが、宣伝がへたなえんじろうが多くの方にその存在を知っていただきたいと願いながら、数回に渡ってその中身を紐解いているところでございます。
いよいよ今回で最終回。5階に渡る連載記事をすべて読んでくださった方がいらっしゃいましたら、改めて感謝いたします。
まだCDをお持ちでない方はぜひ、これを機会に聴いてみてほしいですし、既にお持ちの方には使用オカリナや想いを胸に、今1度聴き返していただけたら嬉しいなと思います。
CDアルバム
「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」
![](https://assets.st-note.com/img/1688732690656-3y5IJX9BOK.png)
発売 2023年7月1日
販路 演奏会場での手売り・BASE(販売中)
定価 3000円(税込)
内容 オカリナ3重奏による既成曲12曲
編曲・伴奏・演奏 えんじろう
マスタリング 音工房 縁児堂
デザイン ㈱エポックスタジオ
その1 手のひらを太陽に
赤い花白い花
その2 どこかで春が
故郷
花嫁人形
その3 浜辺の歌
イムジン河
その4 みかんの花咲く丘
真赤な太陽
最終回 里の秋
大きな古時計
月の砂漠
10.里の秋
「木の葉のささやきのように」というサブタイトルを付けたこの曲から、季節がめぐります。アレンジテーマは「変遷」でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1688733427112-CCEBZvVpQf.jpg?width=800)
右は加藤LIETOアルトG管
アレンジへの思い
活発で活動的だった夏が終わると、今度は憂いや寂しさも薄っすらと抱える秋の季節へと移り変わってゆきます。四季がある国では最も美を駆り立てられる季節ではないでしょうか?
アレンジもここまで続いたガシャガシャした感じから一転!ロングトーンが似合う伸びやかな世界に変遷します。
曲が始まる前にはゼンマイ時計の振り子の音をイメージした効果音を取り入れました。この音、実はフリーサイトから取ってきた音源の音を、レコードの回転数を落とした状態にして、更にいくつか加工を施してそれっぽい音に作り上げました。
ただ再生しているだけではなんの気無しに過ぎてしまう「単なる効果音」ではありますが、夏が過ぎ時が流れゆくというイメージを表すため、そこにも気合を入れました。
実は今回のCDでアレンジも含めて、えんじろうが一番お気に入りなのはこの曲かも知れません。
使用オカリナ
ゆったりした音楽には欠かせない伸びやかさを持ったオカリナたちに参加してもらいました。
まずは中身の濃い土の要素を持った木村オカリナのアルトC管、そして透き通った水の要素をたたえる加藤オカリナLIETOのアルトG管です。
11.大きな古時計
続いて「粛々と時を刻む」というサブタイトルを付けたこの曲には、過ぎ去りし日々と今現在を行き来するような雰囲気を折り込むことで「今を見据える」というようなアレンジテーマを込めました。
![](https://assets.st-note.com/img/1688734076793-wd7DHg63bK.jpg?width=800)
右はTiamo黒糖プロアルトC管
アレンジへの思い
もしかしたら「あの振り子時計の音って、本当はこの曲の前に入れたかったんじゃね?」とか思われた方もいたりして。でもそうではなくわざとですのでご安心くださいね。
おじいさんの生まれた日から走馬灯のように人生の場面を追いかけてゆく歌詞と、その都度現れる「今はもう動かない」の下りが結構現実を見せつけてくる感じがする曲。
今回のアレンジでは、本来毎回来るはずの「チクタクチクタク」の下りをラストのみにしました。たった1度の「チクタク」に何かを集約させたい気持ちになったのです。
たまにこういったうまく説明できない思いつきに突き動かされることがあるんですよね。自分でも不思議です。
使用オカリナ
粛々と時を刻む時計のように、穏やかに波を繰り返す季節のように、オカリナもまろやかで主張が優しい2本を選びました。
包み込むような森の音オカリナのアルトG管と、小気味よく秒を刻むかのようなTiamo黒糖プロモデルのアルトC管のペアです。
12.月の砂漠
最後は「その道はただ続く」のサブタイトルを付け、まだその先に何かあるような雰囲気を印象づけるようにしてみました。アレンジテーマは「歩き続ける」でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1688734795508-tduB2030jN.jpg?width=800)
右はThousand LeavesアルトG管
アレンジへの思い
これでCD第1弾ラストとなってしまうわけですが、だからこそこれは旅の始まり。3つのオカリナがうたうCDはこれから続くんだと言ったイメージを意識してこの位置に収録しました。
淡くも鋭いギラッとした月の光に照らされる道筋。その先に素敵な世界が広がっているといいなという気持ちで、このCDがオカリナ多重層の力強さや演奏そのものに興味をいだいていただくきっかけになるなら嬉しいなという思いを込めて。
使用オカリナ
繊細な光の雰囲気によく合う天オカリナのアルトC管と、その光を優しくたたえる土のようなThousand LeavesのアルトG管のコンビで歩んでもらいました。
完結!
さて、5回に渡りお伝えして参りましたCD「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」の楽曲とオカリナご紹介記事でしたが、興味を持っていただけましたでしょうか?
もしもCDを手にされている方で、これについて知りたいなどのご意見がございましたら、お伝えできる範囲でまた記事を作ることもあるかも知れませんね。コメントやスキもお待ちしております。
ぜひ一緒に盛り上げて頂けるととてもうれしいです。
それでは今一度、CDの情報を記して終了させていただきます。
CDアルバム
「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」
![](https://assets.st-note.com/img/1688735597925-ngTWKSsSud.png)
発売 2023年7月1日
販路 演奏会場での手売り・BASE(販売中)
定価 3000円(税込)
内容 オカリナ3重奏による既成曲12曲
編曲・伴奏・演奏 えんじろう
マスタリング 音工房 縁児堂
デザイン ㈱エポックスタジオ
1.手のひらを太陽に 「すべてに喜びと感謝で」
2.赤い花白い花 「届けたい心」
3.どこかで春が 「春到来の喜びを」
4.故郷 「いつも思い出と共に」
5.花嫁人形 「行列は様々な思いを連れ」
6.浜辺の歌 「波に心をあずけ」
7.イムジン河 「やり場のない思いを」
8.みかんの花咲く丘 「幸せ夢見るみかんの花」
9.真赤な太陽 「煮えたぎる情熱」10.里の秋 「木の葉のささやきのように」11.大きな古時計 「粛々と時を刻む」12.月の沙漠 「その道はただ続く」
ついに全ての曲をご紹介しました。厚みある3重奏を皆様に聞いて頂けるのがとても楽しみです。
時間と心を込めて、えんじろうが今持っている技術のすべてを駆使してアレンジから伴奏づくり、演奏はもちろんミックスやマスタリングまで行ったCDアルバム、ぜひお楽しみください。
ご注文はこちらからどうぞ。お待ちしております。
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