見出し画像

反省は後ろ向きな言葉ではなかった

反省という言葉、皆さんはご存じですか?
「少しは反省しろ」とか「十分反省したら前を向け」とか。
色んな使われ方をしているものの、実際に「反省」という言葉の意味を考える機会って殆どないように思います。

言葉のイメージ

昔「反省だけなら猿でもできる」ってCMありましたよね。えんじろうは申年だから、なんだか自分が責められているような気分で苦手なCMでした。

そんな反省という言葉が持っているイメージですが、自重とか自粛とか自分の心を下方向に抑えつける系統の仲間のように感じていました。タイトル画像のように、反省と聞くとしょぼんと落ち込むイメージがまず出てくるんですよね。

周囲に示す態度のひとつ

中学生時代に耳にタコができるほど周りから言われ続けてきた言葉でした。そしてえんじろうは、この言葉を耳にすると反射的に反省を示す態度、つまり「落ち込んでいる様子を演出する」ようになってしまっていました。
この「態度」が重要で、実際に反省することではなく、反省を態度で示すことが目的なのです。これでもたまには「なんかおかしい気がする」と思うこともあったのですよ。

なぜってこの反射は、反省しろと言われた自分が周辺に対して保身のために行う行為だから。反省を要求された相手に「はい反省してますから、もう見逃してガミガミ言うことから開放して」ということなのです。
結局それは将来の自分のためには全く役に立たない行為であると言えますが、反射になってしまっているので自分でもどうにも止められなかったのです。

本来の意味は?

反省の本来の意味を調べてみると「自分の過去の行為を振り返り、それが正しかったかどうかを考えること」となっていました。
要するに「フィードバック機構」ですね。生態の活動の中でも普通に行われている行動じゃないですか。ただのそれだけのこと。ちょっとあっけにとられる結果でした。

大きな勘違い

椅子と机の並ぶ空間の写真

反省の意味としてはただ「考える」としか言われていなかったのです。態度に関することなんて、これっぽっちもない。自分が思っていたのと全然違っていた。
えんじろうはこの勘違いを40年以上続けていたことになるのかと思うと、恥ずかしい限りです。と言いながら、こうしてnoteネタにしているのだから、反省の結果ここまでの経緯は「正しい」と判断されたことになりますね(笑)

こんな風に考えた結果「ノープロブレム」となることもあり、基本的に反省という言葉には「負」も「正」もないどころか、その手前の話だったということが判りました。

まとめ

反省は前に進むための確認行為でしかなく、それをすることでより目的に近づけることができるようになる。
これからは反省という言葉も前向きに使えるようになりそうです。

無意味な「反省行為」はせず、次にどうするかにつながる本当の反省でバージョンアップをしてゆきたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?