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報告 浜松市鴨江アートセンター
本当に何年ぶりでしょうか?七夕の日が晴天に恵まれたのは・・・。
今回はそんな7月7日に行いました「えんじろうオカリナ教室発表会 わたしとオカリナ 2024」の報告記事でございます。
今回は生徒さんK氏から頂いた写真も交えて、ご報告してまいります。
役どころ
今回のえんじろうの役どころは、全て自分が企画しただけあって様々なことを担当していました。
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1.企画・構想の立案
2.チラシや企画書のデザイン
3.伴奏音源の調整と当日の音響
4.当日の司会進行
5.当日のステージ演奏
中でも当日は音響としてのプレッシャー、苦手なMCの緊張があったものの、他にも空間の響きの美しさの感動、生徒の皆さんの心の動きが流れ込んでくる嬉しさ、応援する講師の感覚、わくわくするお客さんの感覚。なんだか目まぐるしく自分の感覚が分裂し、できるだけ多くのことを感じ取ろうとしていたような心が開けた1日でした。
オカリナってこういう風に人が心を開きたくなるような部分があるから好きです。
出遅れた準備
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会のスタートは13時。先日のれんが館の体験があったので、ゆとりを見て11時から支度を始めれば大丈夫だと考えていたのですが、初めての場所ではその1.5倍は準備時間にゆとりが必要だということを学ぶこととなりました。
移動が少し遅れたこともあり、会場到着が11路を過ぎ、そこから運び込みルートの確保など進んでいったので、リハーサルの時間が削られてゆきました。えんじろうの音響テスト時間はほぼなくなり、ゲストの井手さんのリハも開始が遅れ、早めにきてくださった生徒の音出し時間にまで影響を出してしまうというひどい事態になってしまいました。
心のゆとり
ゆとりがないと余計な行動が多くなり、人との伝達などもスムーズでなくなり、とにかく心のゆとりがすべてを変なことにしてしまうのを痛感していました。
メンタルが弱い自覚があるえんじろうは、とにかく気持ちが沈みだすと「会をやる意味」にまで悩み始めるので、そうならないように無理やり鼻歌を歌ってみたりと自己コントロールをしながら「落ち着いてるふり」にも力を使っていました。
本当にそんな程度のやつなのです(笑)でもそれを自分で判ってるだけましかなって・・・。
ありがたい生徒さんたち
実は会場での響きの確認は、各自で行ってくださいと伝えてあり、1人ずつ前に出て伴奏と合わせるような時間は確保していませんでした。
それでいて更にその音出し時間も半分くらいになってしまったので、本当に申し訳なく思っています。
そんな状況でしたが、生徒さんたちはゆとりを持って接してくださったおかげで、自分も発狂せずに済んで本当にありがたいなと思いました。
更にイス並べなども、りょうこさんの誘導の下でお手伝いくださり、人手の力に感謝でした。
受付・物販
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りょうこさんには受付や物販などをお任せしたのですが、当日伴奏のお仕事もあったので、そこを配慮していなかったことも反省点でした。
この日はえんじろうの新しいCDアルバム「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第2弾」の発売日でもあったので、物販が忙しくなることは予想できたことでした。
発表会の様子
さて13時になる頃には予想していた30名を超えるお客様が来られ、椅子が足りなくなるというハプニングも。会場側に無理を言って追加してもらい、感謝でした。
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なんとも準備がギリギリ状態でスタートしてしまった今回の会ですが、まずはえんじろうがご挨拶をさせていただき、そこからいよいよ発表の部のスタートです。
第1部 教室生徒演奏の部
9組の生徒有志出演者さんが、順便に演奏を披露してゆきます。
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1番手の緊張に向き合いながら、集中によってそこから開放される姿をリアルタイムで見せてくださいました。
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今回初出演でしたが、音心のりょうこさんの伴奏に乗せて、本当に惚れ込んだ曲を演奏されていました。
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同じく初出演ですが、お客さんも意識した構成で、途中からは手拍子も頂いて楽しい雰囲気を作り上げてくださいました。
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息の量が全く違うオカリナを使い分けるという初挑戦に加え、座位と立位の2つの姿勢で演奏してくださいました。
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後でとても緊張していたと言っておられましたが、1つずつの動作がとても落ち着いて丁寧に見えるのが印象的でした。
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低音のオカリナが、会場の空気を共鳴させてとても存在感ある音に聴こえたことが印象的でした。
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えんじろうの新たなCDから1曲、そして懐かしのアニメソングも演奏してくださいました。
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大変集中できているときにだけ出る音が出せており、時間をかけて練り上げた成果を感じる演奏でした。
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演奏する自分もそれを聴くお客さんも視野に入れた、ユーモアと工夫あふれるステージでした。
第2部 ゲスト演奏の部
休憩を挟んでいる間にステージ変更を行い、ギターの井手氏によるミニライブに移ってゆきます。
今回はいつもの繊細な井手さんというイメージを覆すような激しい曲、それから初披露だった歌声もあって、えんじろう的には驚きがたくさんなステージでした。リハーサルで歌声を初めて聴いて、すごくきれいな発声に思わず音響の手が止まりました。
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ゲストステージのラストで、えんじろうも1曲共演させていただきました。演奏したのは「名曲の宝箱 第2弾」から「太陽がいっぱい」です。えんじろうがアレンジしたギターパートを演奏していただき、オカリナの生音でお届けしました。
吹きながら皆さんのようにもっとこの場所で曲を吹きたいなと感じました。響くため曲は選びますが、アートセンターの響きは、それほど魅力的でした。
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第3部 フィナーレ
そして出演者の中からの有志とえんじろう、更に井手氏の伴奏で「シャローム」という曲を演奏するフィナーレです。
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よく響く環境ではソプラノ管がよりいっそきらめいて聴こえます。
生徒さんにはソプラノでもアルトでもどちらでもお好きな方でと伝えてあったのですが、うまいこと2種類に分かれてくれていた感じだったので、ちょうどオクターブが重なった状態での演奏になりました。
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この「シャローム」は、またここで会いましょうねという意味の込められた曲です。本当にそのままの気持ちを込めて皆様と一緒に演奏しました。
想いと感想
今回の演奏は、これまでのクリエート浜松から一転して初めての会場でした。響き方は似ているものの、度合いや広さなどいろいろな面で異なっている部分もあります。
えんじろうは雰囲気、響き含めてかなり気に入ったので、今後もこちらで開催を優先してゆこうかなと感じております。生徒さんからも広さ的にも良い感じだったと言われました。
響きと集中
オカリナを吹くうえで「集中」はとても大切です。いつもと違った響きというのは、そこに精神を引き付けられやすいので、集中のきっかけになりやすいと感じています。
つまり響きを聴こうとすれば自分の音を聴くことになる。自分の音が聴こえるとそこに集中が始まり、考えなくても良い煩悩の数々から開放されるのです。そして自分の音と向き合えると、それを良いものにしたいという流れが起こり、それこそ禅のような感覚になれるように思うんです。
んなことを書いていながら、なんかこの空間でまだまだ色々な試みができそうな気がしてきました。アートセンターというだけあり、何かインスピレーションが湧きやすいのかも知れませんね。
LINE の試み
そういえば新たな試みとして、今回出演する方々との連絡手段に LINE のグループを利用したのも初めての試みでした。伝達ミスも減らせましたし、今更ながら使うと便利なんだなあと判りました。
お天気と感謝
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実はこの日の朝には作っていなかった短冊。今年はこのまま作らないかもと思いきや、家に帰ったときのお天気で「ここで作らなくて今までのは何だったのだ?」という自分の声が聴こえ、大急ぎで作ることにしました。
栗の木もないので、バスタオルと一緒にベランダに干される短冊。不服だと言われそう。
この日に向けて一生懸命準備に時間をかけられたであろう生徒さん。その間にレッスンを通していくつもの新発見が得られたり、できることが増えたりと、進化のためのちょうどよい刺激として発表会が機能できていたと感じる今回でした。
反省点はとにかく、会場準備の至らなさと言ったところですが、僕もこれを期に次回また次回と要領を得てゆこうと思っています。
経験を反省しながら重ねれば、必ず前より良くなってゆくもの。教えることも教わることも会場準備も仕事もなんでもかんでも、この原則は成り立ちますね。
参加してくれた生徒の皆さん。準備を手伝ってくださったスタッフのりょうこさん、そしてゲストで素敵な時間を作ってくださった井手さん。
皆さんどうもありがとうございました。
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