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報告 気賀教会

約3ヶ月間準備をしてきた演奏会が、まるで花火のように45分間花開いて終了となりました。あっという間の出来事ではありましたが、それを花火に例えられるのなら良かったんだと思っています。
そんな演奏会の報告をさせていただきます。


会場の様子

会場に向けて出発したのはお昼前。初めて演奏する場所であるとはいえ、自分の足で何度も通った場所になっていました。こうして本番当日出発する時でも、よく知っている場所に出かけるというような気分で出かけることができました。
民家の間に普通に立ち並ぶように存在している教会ですが、入り口の前にたつと とても重厚な雰囲気を感じられます。
建造されてからまもなく110年が経とうという建物だそうですが、とても大切に受け継がれている様子が感じられます。

写真 教会入口
写真 看板

嬉しい出来事

さて、建物に入ってまず嬉しかったのは、とても目立つところに今回のチラシを設置していてくださっていることです。掲示されているものと自由に持ち出せるようにしてあるものとがあり、ありがたいなと感じました。

写真 自然に置かれるチラシ

礼拝堂の様子

シンプルな中に温かみを感じるのは、やはり木造建築だからなのでしょうか?でも上にゆとりある空間があることと、壁が白で統一されていることから一見木造というのを忘れてしまいそうにもなるほど重厚に感じます。

写真 礼拝堂全体

演奏は正面にお借りした長テーブルを置き、そこで行うことになりました。第1回目ですから、まずはやってみるのみです。
長テーブルの上に音響機材や楽器などを置いていきます。テーブルの上にクロスをご用意してくださったことが嬉しいです。

写真 ステージ
写真 待機中の楽器たち

最初の方で使用する楽器たちをスタンバイし、しゃべり用マイクの場所などしっかり決めてからリハーサル。
今回オカリナは生音でお楽しみいただくので、伴奏との音量バランスがとても重要。主張しすぎない程度に、でもちゃんと後ろまで届くように伴奏の音量を確認しました。

受付や物販

今回もりょうこさんに受付や物販をお仕事としてお願いしていました。この辺のことも全部自分でやろうとしたら、おそらく演奏への集中力にかなり影響を及ぼしてしまうと思います。
普段の演奏ではオカリナテーブルとして働いてもらっている譜面立て。この日は長テーブルですべてを完結させることにしたため、譜面建てには本来のお仕事に近い看板建ての仕事をしてもらっています。

写真 仕事中のオカリナ台
受付物販スペース

演奏の様子

13:30に開場だったはずなのに、その時間には大半の方の受付が終了してしまっている状態でした。皆さん早い(笑)

今回も残念ながら演奏写真はございません。心の目で想像するか、ご覧になられていない方はぜひ次回、現場を御覧くださいね。

牧師様のお話

今回は事前の打ち合わせに通っていた際に牧師様とお話する中で、アメージング・グレースを演奏することになりました。そしてそのいわれなどを含め、教会の歴史や建物についてのご紹介もしていただけることになり、教会というひとつの聖域をお借りして演奏することの意味を深めていただきました。
せっかくやるのであれば、その場所でやる意味をなるべく強めていきたいという気持ちがあります。

冒頭でえんじろうがご挨拶の後、牧師様に教会と曲のご案内をしていただき、えんじろうはその間に後ろに回ってアメージング・グレースを演奏しながら再入場という形を取りました。
演奏会の中で唯一、ステージ以外から響く音を聴く時間です。

未来思考の罠

そこからは伴奏を使った演奏が続きますが、伴奏も手作りであること(いつも言いそびれてしまう)もしっかり伝えることができて、なんだか嬉しい気持ちになりました。

ところがです。伴奏の音量がリハーサルのときよりかなり小さく感じてしまったのです。実は大変ありがたいことに、リハで予想していた予約人数から倍以上に増えており、そこを考慮していなかったというのが原因。
これは次にオカリナを手放したときに全体のボリュームを少し上げようか、それとも1曲終わった後にしようか。全体をコントロールするならば、あのツマミを動かすことになるよな・・・。
そんなことを演奏中に考えおった愚か者がいたわけです!そのおかげで普段ならまず起こらないような演奏事故が発生、精神的ダメージを負うことになりました。超有名な曲の主旋律だったので、お客様はさぞ驚かれたことと思います。やはり今を見つめずに未来の事ばかりを考えていると、こういう事が起こるのですね。ということでせっかくなのでここで懺悔ざんげ(種明かし)させていただきました。

最集中の曲

1つの教訓を経て後に生かす。その後は余計なことを考えることもなく、最も楽しみにしていた「教会の響き」に入り込むことに専念しました。
中でも終盤の曲はようやくほぼ無心で演奏でき、いつも思うことですがこの状態が最初から出せれば素晴らしいのになあと思います。でもきっとそれらの変動も含めて「人間らしさ」なのでしょうね。

あちこちに感謝して

写真 教会入口

3ヶ月ほど前に気賀教会さんに電話をして、そこから何度となく足を運んで実現できた今回の演奏。始まってしまうと45分は早いものです。
快く申し出を受け入れてくださった協会の皆さん、見守るだけでなく教会や曲紹介にも関与してくださった牧師様、チラシを置かせていただいた複数の商店様など、沢山の方に関わっていただきました。

またここで聴きたいというお声がけもあり、第2弾に向けてまた相談していけたら良いなと思っています。
少しずつ力を貸してくださった皆様に、感謝いたします。

リラックス

写真 国民宿舎で一休み

成功させたいという欲が強かったこともあり、いつも以上に緊張したりして、ちょっと疲れも感じました。演奏後はリラックスタイムということで、国民宿舎にある喫茶店のようなところでオレンジジュースをいただきました。
街の様子を一望できるようで、なんだかまた気賀の地が近くに感じられた瞬間でした。

写真 ただいまのオカリナ

7本のオカリナが、今回の立役者でございます。
6時の方向の複数管を中央に、5時と7時にアルトC管、3時と9時にソプラノG管、1時と11時にソプラノC管と見事にシンメトリーな並び方。なんか良い。
音色の違いによって各楽器2種類ずつセットになるという組み合わせでした。



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