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屋根裏から出てきた母トモコの日記/親のご機嫌の件

これは大学生である私が
母トモコのむかしの日記を勝手に公開するものである。

1996/07/029(月)(高校1年)

友達が親のこと
「くるってる」だの「だいきらい」だの
言ってるけど、前までワタシその気持ちわかんなかった。でもなんか最近やけにワタシも親にムッとくる。

明日部活の合宿なんだよ。
荷物がどどんってあるんだよ。
今日その時間くらいの電車に乗ったんだけどめちゃくちゃ混んでるのね。大荷物持って混んだ電車乗るの嫌じゃん。
しかも泉中央まで行ったらここから1時間かかるよ。

で、親に「明日送ってって」と頼んでみたの。
したらいきなり怒り出して
「そんな遠くまで送っていきません!こっちだって仕事あるんだから」
とかぶりぶり怒っていうわけです。

別にさあ、送れないのは仕方ないけどさあ、
なんで怒られないかんわけ!?理不尽だぜったい。

だいたいうちの母は面倒くさがりすぎるんだよ。

友達は電話かけるとすぐ親が迎えに来てくれるし、ワタシは何度も「友達のお父さん」だのに乗せていただきましたよ。うちの親がそうやって迎えに来てくれたことが一度としてあっただろうか。いやない(反語)。

夕食も弁当も手抜きだし。
ワタシは林の家でゴハンいただいたときおいしくて泣きそうだったよもう。

買い食いしないで夕食おいしく食べよう〜
と思って学校から帰ってくるとワタシの嫌いなサトイモが煮てあって「あっためて食べなさい」と言われたりする。「これだけ?」ときくとこれだけしか作っていないらしい。

お父さんがいない日は一品作ってそれで終わりじゃねえか!父さんがいたらいたで、それはそれで最悪だ。親父がお母さんの手抜きを指摘し、ピリピリ怒り、母の機嫌を悪くする。

他の友達は、ちゃんと料理作ってくれて送り迎えもしてくれる親を持っているが「親なんか大嫌い」といひます。
親が無性に許せない年頃なんだろうか。

ワタシは!
せめて機嫌が悪いからって親がそれだけで怒るのをやめてほしい。(1996/07/29)

…友達が送ってもらえるのはうらやましくなるよね。ちなみに母トモコも今どっちかといえば面倒くさがって送ってくれない笑


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