エンの採用担当File(俵さん)ー「君うすっぺらいなぁ」の一言が僕の転換期
連載中の「エンの採用担当File」。
普段は面接や面談で質問する側になることが多い採用担当を、逆に質問攻めにしちゃうシリーズです。
今回は新卒採用担当の俵恭平さん(2016年新卒入社)の登場です!
採用担当(俵さん)のプロフィール
—最初に、今までの経歴を教えてください!
大阪府池田市、チキンラーメンが生まれた町で生まれ育ちました。
小中高はずっと野球に明け暮れました。最初は「ライパチ※」と呼ばれた下手っぴ野球少年でした。(※8番ライトのこと。あまりうまくないこと揶揄されている。)
中学の野球部は地元のスター選手が集まる強豪の野球部だったので、このままじゃヤバいと思って、素振りをしまくりなんとかレギュラーに。最終的には5番を任されるまでに。チームも大阪大会優勝もできました。
高校に入るととにかく打てなくなり、ひたすらバントを極める2番バッターに。最後の夏大会では4本ヒットを記録したのですが、そのうち3本はセーフティーバントという2番っぷり。
大学ではひたすらふらふらして、2016年にエン・ジャパンに新卒入社しました。3年半埼玉と東京で営業し、4年目に人事に異動しました。人事では、インターンの企画責任者などを経験し、現在はビジネスコースの採用責任者とチームリーダーを務めています。
—どんなご家族の中で育ちましたか?
実は僕、母子家庭で育ったんですよね。母親は人材派遣会社勤め。妹が一人。妹は看護師になった後、助産師を目指して専門学校に通っているがんばりやさん。
でも家庭の中では女2人vs男1人という構図になることが多く、リビングのテレビのチャンネル権は僕にありませんでした。僕は野球の試合が見たいのに、二人は音楽番組が見たいから、毎回多数決でチャンネル権を奪われていました。笑
そして、この2人はとにかく気が強い。そんな二人に挟まれて育ったので、年上でも年下でもどんな人とも上手く付き合っていけるタイプです。
—学生時代はどんなことをしていましたか?
大学時代は色んなことをやりました。野球サークルに入って代表を務めたり。でも代表としてはポンコツでした。船で鹿児島まで行く時があったんですが、船の出港時間を僕が間違ってメンバーに広報していて、港に着いたら既に船が出港していたなんてこともありました。笑
アルバイトも色々。パスタ屋さんからラウンドワン、新聞の営業のアルバイトまで。営業のバイトはとにかく給料が良くて月数十万稼いだりなんてことも。
4年生になってからは、学生の就活支援も行ってました。学生の自己分析の手伝いをしたり、面談をしたり、、、とにかくフッ軽だったので色んなことに手を出していました。
—これまでの人生の中で1番影響を受けた人は、どんな人ですか?
高校時代の野球部監督です。
とても厳しい指導をされる方だったのですが、それ以上にも自分に厳しい。ノックを打つために、素振りを欠かさなかったり。冬の練習で坂道を12kmほど走るメニューがあるんですが、監督自身も走ったり。相手に厳しく、自分に厳しくできる人です。
—どんな就活をしてましたか?
最初は「とにかく影響力の大きい仕事がしたい」と商社を見ていました。ただ受けているうちになんかちょっと違うなと。
自分の興味が持てないかも知れないものを定年まで一生売り続けるという働き方は怖いなと。飽き性なので。
そこから「影響力の大きさってなんだ?」と迷走しまくり、人に影響を一番与えるモノって「仕事」なんじゃないか?と考え人材業界を受けることに。
このあたりで僕の就活軸もようやく固まり始め、「①人の仕事ということに大きな影響を与えられるか」に加えて「②扱う商材が無形であること」「③自分のキモチに嘘なく仕事ができること」になりました。
②③の軸は、新聞の営業アルバイトの経験から生まれました。新聞という商材を営業している中で、「有形の商材でできる価値提供の幅ってすごく限定されるなあ、これだと飽きちゃいそう」と感じていて。
あと、「新聞の営業が家に来られたらめちゃ迷惑だろうなあ」と思って仕事をしていました。とってもおカネは稼げるんですが、自分のキモチにもやもやを抱えたまま仕事をしていたんですね。そこから、「自分が心からお客さんに薦めたいと思える商材を扱っている会社がイイ!」と考えるようになりました。
「意志のない薄っぺらい自分」を変えられそう
ー就活中のエン・ジャパンとの出会いはなんですか?
エン・ジャパンには、就活イベントの中でたまたま見つけた会社でした。その後僕を採用してくれることになる人事の人と話す機会があったのですが、初対面にも関わらず「なんか君薄っぺらいなあ」と言われたことがとっても衝撃だったのを今でも覚えています。笑
今思い返すと分かるんですが、当時の僕ってとにかく「どうしたら目の前の人に気に入ってもらえるか・よく映るか」しか考えてなかったんですね。相手のことを考えているように見えて、自分のことしか考えていない、とにかく意志のないヤツでした。そんな部分を見抜かれてたんだと思います。
そこからエンの面談を重ねる中でわかったことは、「人の仕事ということに大きな影響を与えられるか」「扱う商材が無形であること」「自分のキモチに嘘なく仕事ができること」という僕のワガママだらけの軸をこれでもかと満たしてくれる会社だと。
何よりも会う社員全員が、本当に世の中を良くしたいということを目を輝かせて言っていること。ここに強烈に惹かれて入社を決めました。
あとは「意志のない薄っぺらい自分」を変えられそうだと思ったことも理由の一つです。エンは「主観正義性」という考え方を大事にしています。主観的な正義感を持つことができれば「意志のない薄っぺらい自分から」脱することができるんじゃないかとも思っていました。
—入社以来、一番しんどかったのはどんなときでしたか?
1年目です。とにかく成果が出ませんでした。
今思い返すと原因は明らかなのですが。プライドが高かったので、上司の力を借りようと全くしていませんでした。自分一人の力で成果を出すことがカッコイイと思ってたんですね。
でも上司にある時言われたんですね。「一人で成果を出そうなんておこがましい。上司に迷惑をかけまくっていいから成果にこだわりなさい。」と。ハッとしました。
自分一人の力で成果を出したいからというのもありましたが、実は内心、上司に迷惑かけて嫌われたらどうしようとビビってたんだと思います。
そこからはスタンスを変えて、とにかく上司に時間をもらいまくること、上司のマネをすることにこだわりました。そこからは目に見えるように成果も上がりました。
—仕事をする上で、大事にしているスタンスを教えてください。
「上司への恩は部下の成長で返せ」
1年目、拠点内で新人賞をとった時に、上司にお礼を伝えた時に言われたんですね。
「お前が俺に感謝をしてくれるのは嬉しいけど、俺になにか返そうとしなくてもいいよ。将来お前が部下を持つようになったら、俺に感じているキモチの分だけ部下に時間を使ってやってくれ。」と。
それ以降はどれだけ自分が忙しくても、部下から頼られたときはしっかり時間をとるようにしています。
ー最近、興味関心が強い分野ありますか?
動画編集です。きっかけは採用Gで動画編集を仕事としてやり始めたこと。
実は僕の高校の友人で芸人をやっている友達がおり、最近youtubeを始めたんですね。なので、もうひとりの友人と一緒に動画編集スタッフとして日夜動画編集をやっています。どんなサムネにすれば再生数が上がるか、どうやったらチャンネル登録者数が増えるかを苦心しています。
こちらが僕の友人である芸人のyoutubeチャンネル。
ぜひ見てください!あ、チャンネル登録もお願いします。
目の前の学生さんをその人の家族よりも理解する
ー学生さんと日々向き合う中で、大切にしていることはありますか?
「目の前の学生さんをその人の家族よりも理解すること」です。
就活は人生の大きなターニングポイント。人事は良くも悪くも学生の人生を左右できる仕事だと思っています。
その学生さんのことをよくも知らずに「うちの会社合ってるよ」なんてとても言えない。そんな臆病さを持ち続けられる人事でいたいと思っています。
これは人事としての僕なりの「主観正義」です。こんな風に人と向き合えるようになったこと自体、「なんか君、薄っぺらいなあ」と言われたあの日から少しは成長できたんではないかなとも思っています。
ー今もエンで仕事を続けているのは、なぜですか?
敵わないと思う上司がたくさんいること、チャレンジングなミッションを任せ続けて貰えるからですね。
とにかく僕にないものを持っていて、日々新しい発見をくれる上司がいるので、6年目の今でも毎日成長実感を感じながら仕事ができています。
また、常に「自分にはできないかもしれない」というレベル感のミッションを任せてもらっています。今はビジネスコースの採用責任者というとても責任の大きいミッションとして任せてもらっています。とにかく毎日頭に汗をかいている日々です。
俵 恭平さん
エン・ジャパン株式会社 新卒採用担当