「Magic Animate」を試してさらにローカルPC に導入しようとするも...。
この記事で Leonardo.Ai の Img2Motion 機能にロゴが入ったのを
AI 描画用の Windows PC 内で完結して回避する方針に落ち着けた
ものの、ローカルPC 内で高度な動画生成が出来るものはないか
という方向にその後も思いが引っ張られ続けました。
そのうち「Magic Animate」というものに辿り着きました。
その記事を参考にして、まずはその中で環境作成不要な
「2-2 Hugging Faceで使う場合」を試しました。
( 情報ご提供に感謝します。)
出力動画は原画の静止画とモーションデータと結果の動画が横に並んだ
ものしか得られないようでしたが、うまく行けば、例の動画クロップを
使える ClipChamp で処理後の部分を切り出せば良い訳です。
原画は先日来、使っているものを正方にトリミング(そのままドラッグ
すると縦長人物になってしまう)したものを使い、動きのデータは
画面下方のサンプルを使いました。
まあ全世界で同じ環境を使っている訳で、処理キュー待ちが長いです。
画面上方に処理中と結果がやがて表示されるのでしたが、その右上端に
「Quewe 9/9 」が9 件待ちで、そこが「processing」になればようやく
順番が回ってくるという感じのようでした。
全世界でそれだけの件数というのが少なすぎるので、処理キューは
同時並行に何本も実装してのこの状態なのかもしれません。処理が軽い
IOPaint-LaMA(LamaCleaner)のようにスムーズな環境シェアは
難しいようです。
ようやく「processing」に表示が変わり、自身の処理順が回って来ました。
その結果ですが、んん…微妙…。顔も装備も原画のニュアンスが全く無く
なっています。
今回は数秒のMP4 生成1 件のみだったので、YouTube での公開では縦長
スマホ用表示になるかと考え、Adobe Express でGIF にオンライン変換
しました。以前の変換ツールのような画質劣化は感じられません。
1 分以上のMP4 に仕立てるのに素材が不足する時も結構あって、
これは以降の記事で大いに使えそうです。
再度実行してみます。また待ち行列がありました。
え?1 時間以上待ってハングアップ??
これはダメだ。凄い結果が出るなら、他の処理の裏でいくらでも待つが
結果も微妙だし他の人の処理待ちで待たされないように、ローカルに
環境を作ろう…。
参考にしたサイトはこれでした。(情報ご提供に感謝します。)
え?記事の通りに出来ない?
上記画面から状況を見ると、「magic-animate-for-windows」フォルダ中に
「install.ps1」が見つからない感じですか….。
C :\ドライブ中に「magic-animate-for-windows」フォルダを検索して、中を
見ると、「install.ps1」はありました。(画像取得が漏れた…。)
実行ディレクトリがバッチ処理の想定と違っていて見つからなかったのか。
なら、「magic-animate-for-windows」フォルダ中に移動して…。
「install.ps1」を実行してみろ、と入力しましたら、またエラー。
メッセージをよく見返すと「\ install.ps1」と入力しろ、とありました。
おおー。実行開始。
まずい。C:\ ドライブの空き容量が心もとない…。
(他の描画システムは外付けドライブにありますが、今回その選択肢が
無かった。)
67% ダウンロードで 9.0 GB…。やはり容量不足で異常終了まっしぐらです。
それがどうにか終わったと思ったら、次は SD1.5 の CheckPoint ファイルを
ダウンロードするか?と来たので、SD1.5 なら 2 GB くらいならギリギリ
大丈夫かと思い「y」を実行….。
(「n」にした時の後の対処が不明なので。以下も同様。)
c:\ の残量がまずい….。
それがどうにか終わったと思ったら、え?まだあるの?
慌てて C:\ 内を見てみたら、大昔に Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC
1111 版)でローディング出来なかった SDXL 系や描画の味わいがいまいち
だった CheckPoint ファイル群(50 GBくらい)を外付け SSD / HDD に
退避した後、消去してなかったようで念のため現在運用中の外付け HDD に
再度退避して空きを確保しました。(結局は別フォルダ「C ドライブ容量
確保のために退避したCheckPoint」中に既に退避してありました。)
ようやく空きを確保しました。処理を続行しました。
それで「control_v11p_sd15_openpose 」も「y」でダウンロード実行
しましたが….。
「pip.exe」がないエラーでインストールが異常終了しました。
Python環境が同じフォルダにないといけないのか….。
それは記事には記載がありませんでした(むしろ「仮想環境は自動で
作成される」とありました)が、まあ過去にも遭遇したよくある事態です。
C:\ ドライブには今も Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111 版)
環境は残していて、その中に Python 環境があり、環境変数のPATH も
当時作って動かした筈が…。
「where python」を打って所在を確認しました。
画面を取得漏れしましたが、応答は「C:\Users\s-kam\magic-animate-for-windows\video_controlnet_aux」と出ました。
「pip 認識されない」で Google 検索をかけて出てきたサイトを拝読するも
どれも対策がフィットしません。
「where python」の応答が「C:\Users\s-kam\magic-animate-for-windows\video_controlnet_aux」だったので、環境変数登録で
「python.exeをScriptsに書き換えてエンターを押したら完了」
との記述がありますが、応答中に「python.exe」が無いですし、
そもそも Python.exe は「magic-animate-for-windows\video_control
net_aux」に存在する、ということなら「pip が認識されない」は
訳が分からない、といったところです。
はあ…断念しますか。
大昔の非力なローカルPC に懸命にStable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111 版)のインストールバッチ処理を何度も実行
しては、結局 Web UI に門前払いされていた日々を思い出しました。
いつかどなたかから「ここ違ってるぞっ(^^)」というご指摘を頂ける
ことを淡く期待して、当面は処理キュー待ちとハングアップを
我慢しつつ(ネット上の処理なので裏でのローカル描画作業には
影響しません)上掲の Hugging Faceで使うことにします。
可能であれば、C:\ ではなく他の描画システムと同様に外付けドライブに
構築したいものです。描画PC は GeForce RTX4060 搭載機とはいえ、
基本的には「ゲーミング用PC 」として設計されたものなので、
内蔵 SDD の容量は軽視されたのか 512 GB しか無く、上述のように
あまり余裕がありません。
(こういう記述をする都度、大昔の Apple Macintosh PowerBook の
初号機の評に「内蔵 HDD が モデルによって 20 / 40 MB もあるので、
表計算やフォトレタッチなど必要なものは、ほぼ全てをどこにでも
持ち運べる」とあったことを懐かしく思い出します。)
動きのダイナミックさは従来のものとは次元が異なるものの、肝心の
生成動画の質にあまり期待ができませんので、Leonardo.Ai、
Runway Gen-2、LUMA AI の Dream MACHINE に加えての動画生成の
新たな柱にはならない感じはしています。
プリセット以外のモーションデータをどう作成するのかも不明ですし、
プリセット分も私の作画ニュアンスには合わない印象ではあります。
ネット上でも良く拝見しますが、元気に走ったり踊ったりすれば良い
というものではありません。(若干負け惜しみあり^^;)
他の方には何の参考にもならない失敗談で終わりですが、自身の
後学とリベンジのために記録を残す意味で記事化しました。
昔のそのブログ記事と趣旨は同じという訳です。
ご覧いただきありがとうございます。
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