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《英語のテストといえばTOEIC®》の常識に変化?/企業の注目は英語を【話す力】へ #CEFR

昨日、経済メディア『Business Insider Japan』にてこの記事が公開されました。

“脱TOEIC”じわり。メルカリやITベンチャーで進む「会話」重視

《英語のテストといえばTOEIC®》という常識が変わりつつあり、読み書きの力よりも、英語を「話す力」を重視するトレンドが来ている、と紹介されています。

そもそも、なぜ「話す力」が必要なのでしょうか?そこには、日本企業が直面する人手不足、特にエンジニアの人材確保という社会課題がありました。

日本人のエンジニア採用が難しければ、外国人材を採用する…と考えるのは簡単です。しかしそのために必ず越えなければならないのが、言葉の壁。英語公用語化やグローバルでのリモートワーク実施なども含め、英語を「話す力」にフォーカスしたITベンチャーが増加傾向にあり、そのスキルを測定するためにTOEIC®Listening & Readingのスコアに代わって採用されているのが「CEFR(セファール)」なのです。

Case 1:HENNGE社

クラウド利用のセキュリティ関連サービスを展開するHENNGE社では、2016年に社内公用語を英語化。2021年9月現在では社員の約2割が外国人材です。

当初、HENNGE社でもTOEIC®を英語力測定の指標とされていました。ところが、やがてある問題が顕在化してきます。

「TOEICの良さは、実施頻度も多く、テキストも含めて学習しやすいという点。ただ外国人社員からは『なんでTOEICのL&Rのみで評価するのか? 点数が高くてもコミュニケーションが取れていない社員もいるし、逆に点数があまりなく英語で仕事ができている社員もいる』という声も聞かれるようになり、評価軸から根本的に考え直すことにしました」
(人事評価など担当する高須俊宏氏)

『Business Insider Japan』“脱TOEIC”じわり。メルカリやITベンチャーで進む「会話」重視"より

そこで、2020年に導入した英語力の判定基準が、国際的な指標のCEFR(セファール)です。《英語を使って仕事をする》のが目的だからこそ、英語を「話す力」を測定するのに適したCEFRを導入されたのです。

Case 2: メルカリ社

メルカリ社では、東京オフィスのエンジニアリング組織の半数が外国人材だそうです。同社では、会話能力を測るために独自開発したスピーキングテストを導入。現在、人材募集の要件もCEFRレベルが明記されています。

過去にはさまざまな英語教育サービスを使って、時間とお金をかけて英語を学んでいました。しかし、レッスンから職場に戻ると、英語を話せない社員が多かった。それはレッスンの目的がTOEICスコアだったことも原因の一つだったと思います

『Business Insider Japan』“脱TOEIC”じわり。メルカリやITベンチャーで進む「会話」重視"より

【データ】TOEIC®L&R スコアと「話す力」には乖離が生じている

従来、企業で利用されてきたTOEIC®は多くの場合が「TOEIC®L&R(Listening & Reading)」つまり「読む」「聞く」力を測るテストです。
しかし、「読む」「聞く」力が高いからと言って必ずしも「話す」力も高いわけではない、という事実を示すデータがあります。

(2021年6月・当社発表プレスリリースより)

ビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS®(プロゴス)」の受験者・約5,200名にTOEIC®L&Rのスコア提供にご協力いただき、比較分析を行いました。その結果、下記の事実が浮かび上がってきました。

TOEIC®L&Rスコアで「英語を使って十分業務ができるとされるレベル」があっても、「話す力」の観点から見ると、十分業務ができるレベルに到達していない人が大半を占めた
=TOEIC®L&Rスコアを基準にビジネスパーソンの英語力を測ると、実際には英語で仕事をできない(話す力が足りない)ので、支障をきたしてしまうケースが多数起こりえる

CEFR基準の英語スピーキングテスト「PROGOS®」

レアジョブグループのプロゴス社が提供するAIビジネススピーキングテスト「PROGOS®」は、企業のこうした“脱TOEIC”のニーズに応えています。
特に【AIによる自動採点】によって、従来のスピーキングテストの問題点を解決しました。

・受験料がリーズナブル(1回550円)
・最短2~3分で結果返却
・企業や教育機関での大規模導入が可能

いずれはPROGOS®もTOEIC®経済圏と同規模の市場創出を目指す、という中期経営計画も記事ではご紹介いただきました。

国際基準であるCEFRに準拠したテストなら、国際比較や技能別比較も可能になります。たとえば…

・海外グローバル企業が求める要件と自分の英語を「話す力」のレベル比較
・社内の部署ごとに求められるレベルと現状のギャップ把握
・個人の業務に必要となる英語を「話す力」のレベル設定

「脱TOEIC」の新潮流、その基盤となるのが国際基準のCEFRです。そして、スピーディかつリーズナブルに結果測定が可能なPROGOS®を活用することで、より多くの企業の成長に貢献したいと考えています。

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