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CEFRは「話す力」を定量的に示せる #CEFR #人事のお悩み

《今回のポイント》

・CEFRは「A1・A2・B1・B2・C1・C2」という6段階のレベルで、その人の【話す力】を示す
・CEFRレベルが同じなら《できること》も同じ。面接官によって合否が変わることはない
・実践的な英会話レベルが定量的にわかるので、企業と人材のミスマッチが発生しづらい

ダイアログ・CEFRは「話す力」を定量的に示せる

ここは、株式会社英会話スキル研究所。
人事部の採用担当・水澤さんと赤尾さんは、それぞれデスクで仕事中です。
ところが、2人とも浮かない顔をしています…

水澤「赤尾さん…また、海外営業部の高野さんに怒られました(泣)」

赤尾「また? もしかして先月採用した人のこと?」

水澤「はい。海外取引先と商談がスムーズにできないし、部内でのコミュニケーションにも支障が出るほど英語が話せなくて困ってる…だそうです。

でも、TOEIC®L&Rスコアは850点もある人なんですよ!英語面接もしっかり準備されてきたみたいで、面接官の評価も高かったんですけどね」

赤尾「うーん…確かにTOEIC®L&Rスコアは読み書きのスキルを知る上ではすごく役立つんだけど、英語を【話す力】はわからないんだよねー。

実は私も困ってて、英語面接を組みたくても、担当者によって選考結果に差があり過ぎるから全然決まらない!」

水澤「厳しく見過ぎても採用できないし、ゆるゆる過ぎると採用してから困っちゃうし…」

赤尾「もちろん、選考基準は定義してるけど『支障なく業務ができるかどうか』『スムーズなやりとりができるかどうか』なんて主観的な判断だし、面接官全員と基準を正確に合わせるなんて…絶対ムリだ(泣)」

水澤「『英語がペラペラ』っていう表現もどうにかしたいですよね!私が感じるペラペラと、赤尾さんのペラペラが全然違ってたら意味がないもん」

水澤「誰が見ても認識違いが起こらないように、英語を【話す力】を定量的にわかる方法があればいいのに…」

実は、そんな便利な指標がちゃんと存在していると知るよしもなく、水澤さんと赤尾さんがためいきをついていると…

荒井「そういう時は、CEFRを使えばいいんじゃない?」

同じく人事部の荒井さんが、暗い顔のふたりの元へやってきました。

荒井「CEFRは、その人の【話す力】を6段階のレベルで表す指標なの。

A2レベルの例:家族の話ができる、買い物ができる、地元の地理なら説明できる など
B2レベルの例:複雑な文章の抽象的な話題でも理解できる、ネイティブとでも緊張しないでやり取りできる など

CEFRは《できること》でレベルを分けるから、誰が面接したってA2の人はA2だし、B2の人はB2。これが、定量的ってこと」

水澤「なんて便利…!」

荒井「ビジネスシーンでは、準備してきた面接やプレゼンはもちろん、相手の反応が予測できない商談と会議でもどれくらい話せるのかも大事よね。《できること》がわかっていれば、その人が仕事でどんなことをどれくらいできるかもクリアになるから、採用してから(思ってたのと違う…)なんてことが起こりにくくなるの」

暗い顔から一転、素敵すぎる…!と目を輝かせる水澤さんと赤尾さんなのでした。

~CEFRは【話す力】を定量的に示します~

①CEFRは「A1・A2・B1・B2・C1・C2」という6段階のレベルで、その人の【話す力】を示します。TOEIC®のように細かいスコアではなく、各レベルで設計された項目が《できるか/できないか》によって、CEFRのレベルが決まります。

②たとえば「CEFRレベルはB1です」という人なら誰でも、B1相当のことができます。つまり、その人のスキルは定量的に示されているので、面接官によって結果が変わるということは起こりえません。

③CEFRは【話す力】を定量的に示すので「商談や会議などビジネスの実践的なシーンにおいて、この人は何ができるのか?」を、採用段階でより正確に判断できます(企業と人材のミスマッチが発生しづらい)

参考記事

英語で【話す力】が重視される人材紹介サービスなどでも、CEFRやCEFRに準拠したスピーキングテストが活用されています。

プレスリリース:
レアジョブグループ、エンワールド・ジャパン社と提携 英語スピーキング力を世界標準で測定し グローバルビジネスで「入社後活躍」できる人材マッチングを実現


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