添削ってすごい。〜京都ライター塾アドバンスコース第二回講義レポ〜(5/29)
ライターの江角悠子さんの京都ライター塾アドバンスコースに参加しています。
添削ってすごい
第二回目の講義では、第一回目講義後に提出した課題に対するフィードバックコメントから始まりました。
その課題とは、「推し記事を書く」というもの。
第一回目の講義で教わった型を使って500文字程度で書くのが課されたわけなんですが、この500文字程度というのがなんとも難しい。
字数制限を考えずに書いていたら900文字を超えてました。ナンテコッター。
そこから削りに削って、これ以上削れないって思うほど削ってもまだ文字が多くて。一晩寝かせて翌朝新鮮な目で読み返してまた削って。
そんなことを数日繰り返しました。普段のnoteであれば書き終わってすぐにえいやっと投稿してしまうことが多いので、こんなに推敲したのははじめて。
書き直しすぎて「あれ?これ書き直す前の方が良かったんじゃないの…?」と次第に迷子になるわたし。自分ひとりの力ではもうこれ以上直せないと悟り課題を提出しました。
第二回の講義では、全員分の課題へのフィードバック(添削結果)を江角さんが丁寧に解説してくださいます。人の原稿に対するフィードバックも勉強になることばかり。
それでは、実際に添削していただいた内容を紹介しますね。
推し記事(添削前)
Googleドキュメントで書いた記事を提出するのですが、それに対し添削コメントを追加してもらえます。
書いていて一番悩んだのは「どこを削るのか」。
江角さんから指摘されたのも、わたしが削ろうかどうしようか迷った挙げ句に削った部分!やはり伝わってしまうのですね(添削前文章の太字部分)。
わたしが文字数を減らすために悩んだ結果具体的エピソードを削除してしまったのだと話すと
「具体的なエピソードは一番読者の関心を惹くし説得力が増すから書いた方がいいですよ。文字数の調整をするならば代わりにここを削るのがいいかな〜」と江角さん。
なるほどおおおおおお!
さらに「決められた文字数の中では、優先順位を決める。10個言いたいことがあっても上位3つくらいしか書けないものです」と。
中途半端に書くよりは削ったエピソードに関しては何も言わない潔さを持った方がいいのだなと学びました。江角さんのメルマガで、人の文章への添削を読むのも勉強になるけれど、やはり自分の書いたものを添削してもらうって得るものが大きいですね。
具体的なエピソードを書く際は、以下のようなことを書くと良いとも教えてもらいました。
推し記事(添削後)
太字部分は江角さんの添削後にわたしが加筆したものです。500字におさめることはできませんでしたが、やっぱり具体的なエピソードを入れた方が説得力が増す気がします。
企画を立てる
添削が終わった後は、企画の立て方についての講義です。
江角さんは、自分の立てた企画が採用されれば、自分の好きなことをして、好きな書くという行為をして、さらにお金をいただける。とっても楽しいですよ、ということを言っていました。
なにそれ、とても楽しそう!と俄然やる気になるわたし。
企画を立てるゴールはズバリ採用されること。
各媒体の読者の研究して、自分が記事を書くことで読者にどんな影響を与えられるのか(読者にどうなってもらうのか)考える。
わたしは長く金融サービスの法人営業をしていたのですが、企業研究のために公表されている資料をまずは調べます。そして、このサービスを利用すれば貴社にこんなメリットがあります!とアピールしていたのですが、まさに同じ行為ですね。
そういえば、営業時代に口酸っぱく言われたのは「誰が決裁権限を持っていて、その人が求めていることはなんなのかを考えろ」でした。大体窓口になる人は決裁権限を持っておらず、その人に社内稟議を通して貰うことになるんですよね。社内稟議がうまく通るように、窓口の人が手間をかけずとも社内の決裁権限者がすんなりGOサインを出してくれるよう、見せ方を工夫すること、決済権限者を研究することも営業の仕事だと言われました。
「どんな記事になるのか全員が想像できるような企画書を書く」と江角さんが言っていましたが、同じことなのかもしれません。編集部が目指しているものは何なのか研究し、編集部の人たちの目指す姿に寄り添う企画がいいってことなのかな。
そんな企画を果たして思いつくことができるのであろうか……!今回の講義で学んだことを活かして、提案する企画を考えることが次回までの課題です。難しそうですががんばってみます。
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