天国と地獄を経験したわたしが考える、「ワーママにとっての働きやすさ」とは
昨日、こんなツイートを見つけた。
ワーママデビューから早2年、同じ会社ではあるけれど途中で職場が変わり、二つの職場を経験した。
以前は退職が毎日のように頭によぎるようなつらい職場だったが、そこから抜け出し今はここは天国かと思うほど居心地が良い職場で働けている。
天国だと感じる環境はどんなものか?ワーママ(わたし)にとってのはたらきやすさとは?言語化しておくことは、今後働き続けるうえでも大事なことだと思ったので書いてみようとおもう。
職場みんなの業務量が適切であること
これ、最重要とさせて欲しい。
「ワーママ」に対して特別な配慮があること、って世間の風潮的にも割と叶えてもらいやすいのかなとおもう。でも忙しい職場で「ワーママだけ」特別配慮してもらうと、やっぱり周りの目が気になって居心地が悪い。ワーママだからと仕事は減らしてもらうものの自分の方が役職高くてお給料も良かったりすると客観的に見ても状況としておかしくて、当然のことながら周りからの理解は得られづらい。周りが忙しい中仕事量の配慮を自分だけしてもらう、このことが一番ストレスだった(でもその配慮なしでは仕事が回らないジレンマ)。
自分の担当業務を自分一人で完遂できる、出産前は当たり前にできていたことができなくなるのは想像以上に凹むし、自己肯定感も下がる。
働き方(時間、場所)が柔軟であること
「もっと時間があればいいのに…」と常に願わずにはいられないワーママにとって、リモートワークで通勤時間、身支度にかける時間を削減できるメリットは大きい。昼休憩の時間に、ちょっとした家事を終わらせられることも夕方の余裕に繋がる。
また、保育園の用事や予防接種など、少しの時間だけ日中に中抜けしたい、などのケースも、時間や場所に融通の効く働き方であれば有給を使うことなく対応できる。
ただ、会社の制度としてフレックス、リモートワークがあったとしても、職場の雰囲気次第ではメリットを享受しきれないこともある。
以前の職場では出社ありきの業務が多く、リモートにするならば誰かに業務を代わってもらわないといけないことも。また、リモートワークする人が少なく自分だけリモートワークすると必要な情報が入ってこなかった。結果、出社せざるを得ない状況となっていた。
チームプレーより個人プレーの仕事である
これは個人の好みの問題かもしれないが、個人プレーの仕事の方がワーママには働きやすいのでは、と思っている。
チームプレーであればメンバーの不在時に補い合えるメリットがある。でも、突然子ども関係で休むことがあり得るワーママにとっては、借りを作る場面の方がどうしても多くなってしまう。「ごめんなさい」「ありがとうございます」を一日に何度発しただろうか…(もちろん心から想って言っています。でも、言うたびに心がギュッとなる)
また、時間をかけてでも仕事のクオリティを追求したいメンバーがいると、チームとしてある程度足並みを揃えるために自分も同様の対応をせざるを得ない場面が出てくるのも個人的にはストレスだった(効率重視でいきたい)。
その点、個人プレーの仕事であれば、自分のペースで、自分の考える適切なクオリティで業務を進められる。常に余裕を持ったスケジュールで動けば不測の事態にも対応できる。
仕事内容が好き
この作業好きじゃない…とつい後回しにしがちな業務がないと、サクサク仕事が進む。こころの負担も少ない。
以前の職場では顧客のクレーム対応や取引先との関係を良好に保つために尽くす仕事が少なからずあった。周囲からはこの対応が上手だと評価されてはいたけれど、自分の中では過剰に気を遣うので楽しめてはいなかった。離れてみて、得意と好きは違うと実感した。
社会人生活10年超にして、今、仕事に一番満足している
天国職場に移る前、退職を何度も考えていた。当時の自分が、となりの部署に異動しただけでこんなに満たされた心境になるなんて予想できなかった。つくづく「もう無理!」と勢いで退職する前にできることってあるなと思った。
現在待望の第二子妊娠中。数ヶ月後には産休に入ることになるが、正直今の仕事を離れるのが惜しい。今のポジションがとても好きで早く仕事に戻りたいと上司にアピールするとともに(ポジション確保)、今の仕事活きる専門知識を育休中に身につけるべく、専門資格取得に向けて計画中だ。
きっと居心地が良いと感じる環境は、個人の置かれている状況や性格によって異なるのだろう。わたしの場合、周りの目をどうしても気にしてしまうからそういう要素を排除した個人でできる仕事に居心地の良さを感じるらしい。こうして言語化して自分の傾向を掴むことは、これから長く働き続ける上で必要なことなのだろう。
余談だが、、大学生のころに占いに行ったことがある。占い師に「あなたの人生、20代まではパッとしないけど30歳からずっと上り調子よ。楽しみね」と言われたのだ。たしかに30過ぎてから子どもに恵まれたし仕事が楽しくなった。あの時の占い師が言っていたことは当たっているのかもしれない。これからの人生が楽しみだ
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