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【英語教育】教育のユニバーサルデザイン化を切に願う・・・

小学校低学年から漢字の部首と旁を逆に書いたり、熟語を上下逆に書いてしまったりと、よく書き間違えをしていた息子。注意力のないそそっかしい子だとずっと思ってきました。漢字テストで✖をもらう度にため息とともに「なんでちゃんと読み返したり注意して書けないかなぁ!」と小言を息子に言ってしまっていました。のんびりとしたおうち英語の中で、嫌がる息子に読むことを強制せず取り組んできたものの、しびれを切らして息子が小5の時に英検を受検させようと英語を読ませようとしたところ、1語も読めなかった息子・・・。そこではじめてディスレクシアという症例を知りました。(詳しい顛末は【英語教育】dyslexia:ディスレクシアにてお読みください。)末端とは言え、英語教育に長年関わってきたにもかかわらず、学習障害的な知識は一切持ち合わせておらず、できないことは本人の努力と根性と注意力が足りないと思ってしまっていた私・・・。本当に申し訳ないことをしてきたなぁと懺悔の気持ちでいっぱいになりました。息子に読み書きに程度としては軽度とは言え、学習障害となるものがあると知った時は、ショック・ショック・ショック、そして絶望、、、しか感じられませんでした。しかし、発覚から3年経ち、息子と息子が抱える困難を緩和するために色々と試行錯誤に取り組んできた過程の中で、その絶望は感謝の気持ちに変わりました。「私の盲を開いてくれてありがとう!」とただただ感謝の思いしかありません。3年前と今では見える景色がまるで違うと思っています。
先日行われた大学入試共通テストを見ていても、使用されているフォントが気になったりします。

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