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驚き?!外資企業で評価される日系企業で培った意外なスキル

私は大学卒業後すぐ、大正時代創立の老舗の日系の貿易会社で総合職として働いていました。その後、偶然にも製薬系外資企業でアシスタントとして雇われたわけですが、日系企業では当たり前すぎて評価の対象にもならなかったことが、外資系企業ではとても評価されたことがあります。今日はそんな外資系企業では意外と評価される日系企業で培ったスキルや習慣について話してみたいと思います。

①   遅刻しないこと:
日系企業では当たり前かもしれません。むしろ、5分前には席に着いていないと遅刻扱いになるのでという緊張感まであったりして。就業時間には仕事が始められることが前提だったりしませんか。この習慣、実はすごいことなんです。私が勤めることになった外資企業では、外国籍や帰国子女の同僚が多く在籍していました。彼らの多くが苦労していたのが、時間通りに就業すること。遅刻を何割減らす!というのが年間の達成目標になってしまうほどです。それに比べて5分前には席についているのが習慣となっていた私は遅刻0。私にとっては当たり前の習慣でしたが、これがとても賞賛されました。

②   正しく入力すること:
私が勤めることになった外資系企業では、正確率70%を部署の年間目標に掲げていました。えっ?!ちょっと待てよ?!ということは30%の間違いはOKってこと?!そうなんです(笑)、OKなんです。私は日系の貿易会社では通関という仕事をしていました。仕事柄、通常の事務系のお仕事の中でもひときわ正確性を求められる仕事内容でしたので、100%正確に書類を仕上げることが当たり前でした。むしろミスがあることが許されなかったので、ミスの多い自分は劣等生だと落ち込むことも多くありました。がしかし、外資系企業で働き始めた途端、私の仕事は正確だと評判になり、あらゆる部署から仕事を頼まれるようになりました。当時私はアシスタントとしてプロジェクトマネージャーの仕事のサポートをしていたわけですが、日本のお客さん向けのデータや資料はミスが許されないので、ミスの少ない私はとても評価されることとなりました。日系企業で鍛えられたダブルチェックの習慣がこんなところで役立つとは!やっててよかった、と思える習慣でした。

外資系企業で働くことはハードルが高いと思われることもありますが、外資系企業には日本に参入してきたばかりの企業もあります。そうした外資系企業が日系のクライアントを獲得するにあたっては日系企業で培ってきた、当たり前のスキルがものすごく重宝されることがあります。皆さんが日系企業で培ってきたスキルを活かして外資系企業での就業に挑戦してみませんか。

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