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第4回 目的語って何?自動詞と他動詞の違いは?

こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。

朝ごはんは食べましたか?

温かい飲み物で心身を温めながら、
ラクな気持ちで読んでくださいね。


☆前回の復習☆

1.文の成分とは?

文の成分とは、
主語動詞など、英文を作るのに必要な部品です。

第3回 主語って何?動詞って何?より


2.英文に必ず必要な部品は?

英語の文は、
「誰が(主語)」 +「どうした(動詞)」
という構造で成り立っています。

第3回 主語って何?動詞って何?より

普通の英文では
平叙文(へいじょぶん)といいます)、
最初に主語が来て、2番目に動詞が来ます。

第3回 主語って何?動詞って何?より


つまり、
英文には必ず、主語と動詞が必要なんですね。


今回は、文の成分の続きとして、
目的語もくてきご)について学びましょう。

自動詞と他動詞のちがいについても、
目的語との関係から見ていきます。


部品③ 目的語(もくてきご)

1.目的語とは?


前回の例文を思い出してください。

I like you.
(私はあなたを好きです。)


※ふだん使う日本語としては、
 「あなたのことが」好きですの方が自然ですが、

 文法の説明をわかりやすくするために、
 ここでは「あなたを」と訳しておきます。


この英文の主語は I (私は)、
動詞は like (好きだ)でしたね。

英文は基本的に、
主語+動詞」で成り立っていることも
お話ししました。

じゃあ、最後の「you」って何なんでしょう?


実は、この 「you」こそが、
今回説明する「目的語(もくてきご)」なんです。


2.なぜ目的語が必要なの?


もし、先ほどの英文に you がなくて、

I like.
(私は好きだ。)

だけで終わっていたら、
どう感じますか?


なんとなく変な感じがしますよね。


もし、あなたが誰かに

"I like."

とだけ言って黙ったら。


言われた相手はおそらく、

"You like WHO?"  (あなたは誰を好きなの?  
あるいは 
"You like WHAT?"
(あなたは何を好きなの?)

と、聞き返すでしょう。


この、「~を」にあたる語が、目的語です。

(「~に」と訳す場合もありますが、
それはあとで五文型(ごぶんけい)を
学ぶときに説明します。)


3.目的語になれるのは名詞


目的語になれるのは、おもに名詞です。

「名詞って何?」

と思った方は、
第1回の解説をご覧ください。


目的語のことを、
英語で Object(オブジェクト)といいます。

この頭文字をとって、
文法用語では「O(オー)」と呼びます。


のちに五文型SVSVO など)を
学ぶときに必要ですので、
この機会に覚えておきましょう。


4.他動詞と自動詞のちがい



like(好きだ)や  give(与える)などの
動詞の後ろには、

「何を、誰を」という目的語が必要です。


このような動詞を
他動詞(たどうし)」といいます。

(「者をかす(ことば)」と
覚えましょう。)


一方で、目的語を必要としない動詞もあります。

たとえば、go (行く)や  sleep (眠る)など。

このような動詞を
自動詞(じどうし)」と言います。

(「分で(ことば)」と
覚えましょう。)


I go
to school by bus.
(私はバスで学校へ行きます。)

I sleep well every night.
(私は毎晩よく眠ります。)


上の文の、「I go」や「I sleep」の部分が
主語+動詞」になっていて、

文の骨組みとしては
これだけで文が成り立ちます


「to school(学校へ)」や
「by bus(バスで)」、
「every night(毎晩)」は、

なくても英文は成り立つんです。


じゃあ、なくてもいいはずの

「to school(学校へ)」や
「by bus(バスで)」、
「every night(毎晩)」って何?

……と、疑問に思った方も
いらっしゃると思います。


それらは修飾語(しゅうしょくご)と言って、

文の骨組みには直接関係がないけれど、
あると文の内容がゆたかにふくらむ部品です。


修飾語については、また今度、
部品⑤のところでくわしく解説しますね。



いかがでしたか?

今回は、目的語O)について学びました。


それから、

「目的語を必要とするのが他動詞」で、

「目的語を必要としないのが自動詞

だということも、学びましたね。


次回は、部品④ 補語(ほご)について解説します。

また読んでいただけたら嬉しいです。


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最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。


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