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《伝達4》作業には期限を

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

待ってろ、1分以内にいつものドリンクを持ってくるからな!
ほい、お待たせ。ぴったり1分だ。

お前さんは、なんとなくで作業を始めて、
締め切り間近で慌てて追い込みをしていたりしないか?
もしくは、全然間に合わなくて怒られてばかりだ、なんてことはないか?

有能なお前さんに限ってそんなことはないと思うが、
思い当たるなら今一度おさらいをしてみよう。
言われずともなら、まぁ昔あったなぁという感じで聞いてくれ。

どんな細かい作業にも、必ず期限を設けろ。
ごみ捨てとか、引き出しからはさみを取ってくるとか、すぐに終わるレベルでもな。

期限を決めるときはより具体的にするといい。
例えば書類の提出を明日の朝までとすると、何となくあと半日くらいかなぁと曖昧な時間感覚になる。
ところが明日の午前12時まで、とするとあと2時間58分しかない、という具合に残り時間が明確になる。
期限が具体的に決まれば、終わらせるために必要な準備や、やるべきことがくっきり見えてくるはずだ。

デートや旅行にいく日程と場所が決まれば、
さすがに当日の朝にノープランで行くことはないだろう。
家からの交通手段、道のりでかかる移動時間、現地の集合場所や状況、ホテルの手配。
その合間合間も、どんなプランにするか気になるはずだ。

レストランの予約は何日前までにしないといけないのか。
ホテルの手配はいつまでか。キャンセルはできるのか。
バスの時刻やルートはいつ調べるのか。
全体の期限が決まれば、プランに必要な作業も具体化していこう。

作業が具体的になったら、ひとつひとつの作業の期限を決め、
いつ開始するか、完了したかどうか、を明記しよう。
タスク管理ツールを使ってもいいし、手帳などに書いてもいい。
重要なのは、それをいつ実行に移すのかだ。

俺のおすすめは、初めのうちは紙の切れ端に手書きすることだな。
終わったら捨てる。終わっていなければ残す。着手した作業には印をつける。
机の上に切れ端が溜まらないように、こいつを捌いていくんだ。
作業の実行も終了も、手で動かすから達成感もあるぞ。

すべてのタスクに期限を決めれば、すべての行動にかける時間を決められる。
期限切れや実行漏れがあるなら、管理の仕方を見直すいい機会だ。

作業が終わらないんじゃない、
終わらせる計画を立てていないだけだ。
そう心に刻んで、クエストに励んでくれ!

《基本スキル タスクには必ず期限を設定する》


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