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《距離感2》自己開示 心理的な距離は先に縮めるんだ

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

お前さん、飲み物は何にする?
コーヒーか、あいよ!
ちなみに俺は濃いめの苦い味が好きでな、専らブラック派だ!
猫舌なもんで、少し冷ましてからでないと飲めないんだがな…、ガハハ!

この町にはもう慣れたかい?
まだ話したことないやつや、行ったことのない場所があれば、遠慮なく聞いてくれ。

もし親睦を深めたい人がいるなら、距離を縮めるヒントだ。
まずはお前さんから自分の情報を提供するといい。
自己開示と言ってな、お互いに警戒して距離を取ってる時は、自分から懐を開いてやるんだ。
さぁ来い!とな!

間違っても、心を開いていない相手に対して、無理やり近づこうとするんじゃないぞ?
まぁお前さんなら大丈夫だと思うがね!

自分をオープンにすることで、
相手に警戒を解いてもらい、同時に相手との共通点を見出すこともできる。

そうだな…、わかりやすいものだと、
出身地や趣味、仕事、家族構成、あたりだな。
戦地で完全アウェイな状況でひとりぼっちのときに、隣に同郷の仲間がいる、ってだけで安心するだろう?

将来の夢なんかが共通点になる場合は、戦友やビジネスパートナーに発展したりなんかもするな。
これはある程度の距離感ができてから深掘りしてみるといいぞ。

俺は旅館のダンナと酒を交わしている時に、未来の若者を強く育てる環境を作りたい!、ってところで共感してな。以来、事あるごとに一緒に何かやる関係にまでなったよ。

逆に、スポーツなどで応援しているチームや、政治的、宗教的なものについては、過激になりやすいから要注意だ。
ここに関してはあえて一線引いておくってのも、大人の対応だな。

あとは好きなもの、食べ物の話、最近やっていること、最近感じたこと、体の変化、などなど
自分の感性を開示してやるのもいい。

いきなり故郷の話をされても相手がわからないこともあるから、お互いに知っている、見たことある、触れやすい情報から話題を振ってみるほうが好感は持ちやすいかもしれん。

それと、付加効果というか印象みたいなもんだが、いつもそうやって振る舞っていると、
あの人はいつも開けっぴろげに情報提供してくれる人、いつも自分から話してくれる人、話しやすい人、というようなイメージを持たれることもある。
これは役得だから、関係を紡ぎたい相手にはぜひやり続けてみてくれ。

関係性ができてきたら、もう少し踏み込んだコミュニケーションの取り方なんかも話してみようか。

さぁ、淹れたてのコーヒーだ。
ゆっくり楽しんでくれな!

《基本スキル 自分から情報開示する》

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