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《ビジネス2》試行回数を稼げ

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

前回来た時に、仮説と検証の話はしたな。
今日はその続きだ。

検証は途中で諦めるなと話したが、実はその過程にも価値がある。
それはなんだと思う?

答えは試行回数だ。

結果が出るまで何度もやってみるということは、言い換えるとその回数分の別の結果を得ているということ。
情報の世界でも、情報は多ければ多いほど良いというが、ここでも同じだ。
つまり、試行回数がものを言う。

仮説と検証は、どちらの要素も大事だ。
だが、仮説ばかりでは何も起こらないし、
検証にしても、ただ闇雲にトライしても同じ結果ばかり返ってくるだろう。

仮説と検証を少しずつ変え、試行回数を増やすことによって、
数多くの条件やパターンを確認できるようになる。

1回やってダメだった、だから10回やってみた。でもダメだった。
そこで辞めてしまったら勿体ない。
もしかしたら11回目で条件が揃うかもしれないだろう?
だから、試行回数は多ければ多いほうがいい。

何を変えたら、何が変わったか、記録する。
変えていない部分は、また同じ結果が起こったと知る。
じゃあ今度はこちらを変えてみよう、と別の思考が生まれる。
この経験こそが、後々のお前さんの引き出しの豊かさに繋がってくる。
普段から意識してやっておくといいぞ。

ああ、ただこの話はギャンブルには捉えるなよ?
ギャンブルはこの仕組みを上手く取り込んで、仮説の部分を意図的に操作されているからな笑
夢中でのめり込み、試行回数を重ねてもらって、金が落ちるように造られている。
まったく大したもんだよ。

ギャンブルが悪いこととは言っていない。俺も大好きだからな。
ただそういう性質があることは覚えておくといい。
知っておくのと知らないのでは雲泥の差だからな。
これも仮説から、もしかしたらこれは勝てないようになっているのでは?そこから行き着いた、一つの答えだ。

短い時間で試行を重ね、成功体験をたくさん積ませること。
それ自体はとても良い仕組みだ。
報酬の喜びを積み重ねて、リスクを下げてやれば、
とても中毒性のあるよいゲームを作ることができる。
射的屋もガチャも、ゲームセンターも、この試行プロセス自体を娯楽にしているんだ。

お前さんも、どんなものが面白いか、楽しいか、欲しいと思ってもらえるか、
喜んでもらえるか、色々試行を重ねて、確認してみてくれ。
けっこう楽しいぞ!

《基本スキル 試行を重ねる》


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