《経営2》お金の使い方 浪費を減らせ
おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。
よく来たな、今日は感謝祭だ。
うちのドリンクも10%オフだから、いつもよりお得に飲めるぜ!
お前さん、自分の懐にあるお金が、どこへ消えていったか思いを馳せたことはあるか?
学生の頃だったらそれでも構わないが、一流のビジネスパーソンとして仕事をしていくのなら、どこにどう使ったかを逐一把握しておき、管理しておくことだ。
まずいな、と思ったなら今から始めればいい。
知っているかもしれんが、お金の使い道は大きく分けて3つある。
消費と浪費、そして投資だ。
消費は必ず必要になるもの、避けては通れないものに使われる。
生きていくうえで必要不可欠なものだ。
具体的には水、食費、家賃、光熱費、移動に最低限必要な交通費、こういったものだな。
これらは削ってしまうと命に関わるものや、著しく行動に支障が出るものだから、調整をするのは最後になる。固定費の見直しの段階になったらやろう。
次に、投資だ。
これは掛けた分の見返りが望めるものを指す。
株や証券に代表されるいわゆる投資案件が分かりやすいな。
自分自身が資本である人が、自身を強化する投資もこれに当てはまる。
スポーツ選手や弁護士が、トレーニングや資格取得のために費やすお金がまさにそうだ。
投資に関してはもう少し大きな話になるから、また今度の機会に話そう。
最後に、浪費だ。
こいつはとてもシンプルだ。消費と投資以外のすべて、と分けてしまっていい。
自分の欲しいもので衝動的に購入したもの、一回使ったきりで捨ててしまうもの、同じ機能をもつものを余分に買ったり、使いもしない参考書もこっちだな。
要は直接的に仕事や経済活動の役に立たないものだ。
テコ入れするなら、まずは浪費を減らせ。
いつか着るかもしれないからと洋服を買いすぎていないか?
余分な食料や菓子、嗜好品にお金をかけすぎていないか?
意味をつけずに、いいものだからと考えなしで購入していないか?
まわりで流行っているから、勧められたからと鵜呑みにしていないか?
お金の出入りを帳簿に書き留めたら、次にこれらの分類を加えて、
浪費に分類されるものは一度すべて手放そう。
完全にゼロにはできないかもしれんが、ゼロから考えることをおすすめする。
これで、やっと経営の下準備が整ったところだな。
浪費を、消費や投資に価値転換するのはお前さんの行動次第だ。
ぜひ無駄を減らして、投資価値のあるお前さん自身になってくれ。
《基本スキル 浪費を減らす》
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