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《伝達7》質問力と傾聴力 自分が話したいことよりも、相手が聞きたいことを話せ

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

今日は何を飲みたいんだ?
暑そうだから少しサッパリしたものにしようか。

伝え方について、もう少し話そうか。
これまでは話す時のコツだったが、今日は聞く時のコツだ。

特に自分が人の上に立つポジションになってくると、この辺りの力量がはっきり出てくるぞ。
自分より意見する者がいなくなると、このあたりが疎かになり、傲慢や怠惰な対応になりやすいから気をつけるんだ。

もちろん自分が一番下になる立場のときから、この姿勢は続けるといい。
話をよく聞いてくれる後輩は、どの時代でもかわいいもんだろう?

まずは聴く力だ。
当たり前だが、まず話の内容をちゃんと聞こう。
そして、相手の話を遮らないこと。
目を見て聴くこと。
聴いたことを繰り返し、噛み砕き、腹落ちさせる。オウム返しってやつだ。
腹落ちするところまでを相手と一緒にコミュニケーションをとると、相手も理解してもらえたと距離感が縮まるはずだ。

それができたら、聴くだけでなく、質問しよう。これはセットで考えていい。
気になったことは深堀して尋ねてみよう。
特に、相手が一番伝えたい趣旨の部分を掘り下げてやることができれば、その会話はとても有意義なものになる。

当たり障りない内容や、本題から逸れた質問は意味がない。値踏みされるぞ。
逆に、本質的な話は相手に嫌がられることもある。
勘が良すぎる場合はあえて伏せておいてやることも質問力のひとつだ。

この辺りは経験から距離感を掴むしかないんだが、
コツとしては、自分と相手の次のアクションに繋がることを質問すると、効果的に前進しやすいな。
質問したら、それを実際に行動に起こす。
試行と検証をした結果でまた質問をすると、相手にも本気度が伝わり、より深い話に発展するかもしれない。

聴く力は、自分や相手の理解度を測る時にも活用できる。
ちゃんと聴いてるかどうかは、その後の行動を見ればわかるからだ。
質問の回答と、意図した通りの行動に繋がっていれば、相手にもコミュニケーションを取れたという満足感や信用が生まれるはずだ。

ぜひ先入観や決めつけではなく、相手が何を話して、何を伝えようとしているのか、
聴いて、質問して、その本心を探ってみてくれ。
これだけで仕事のクオリティが明らかに変わるぞ。

さ、というわけでおかわりいるか?今作ってくるぜ!

《基本スキル 質問と傾聴》


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