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《人間関係1》相手を選ぶ 自分の話だけをする奴とは関わるな

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

この街の人間とも仲良くなってきたころか。
顔しか合わせないくらいでも、接点のできた人間は多いんじゃないか?

まぁその表情からすると、良くも悪くもあり、ってところか。

お前さんも感じている通り、この街の人間はいいやつが多いだろう。
だが、すべての人間がお前さんにとっていい人間とは限らないことも知っておくんだ。

「いい人間」ってのは、お前さんにとって都合のいい存在のことじゃないぞ。
お前さんの成長を一緒に喜んだり、向かうべき方向に向かっていないときに叱咤激励をしてくれる存在だったり、ライバル関係になる存在だったり。
一緒に痛みを抱えて、前進や成長を後押ししてくれる存在のことだ。

逆にそうではない人間。
折りの合わないやつ、お前さんに文句を言ってくるやつ、理不尽を押し付けてくるやつ、
癇に障るやつ、利用して搾取しようとしてくるやつ、現状維持させようとするやつ。
いろんなやつがいるだろう。

仕事やクエストに限らず、人生の充実度は人間関係に影響されるといってもいい。
いい人間に囲まれていれば幸せかもしれんが、必ずしも全員がそうとは限らないし、その状態がずっと続くわけでもない。
人間関係は、努力が必要なものだ。

もし人間関係に悩むようなことがあったら、まずは今どんな人と接しているかを書き出してみるといい。
そうだな、お前さんを囲んでいる人間、直近であった人間を、100人挙げてみよう。

すれ違っただけで印象に残っている人でもいい。
さっきレジ打ちしてくれた商店のバイトの兄ちゃんでもいいぞ。
とにかく、100人埋めるんだ。
そうすると、お前さんがどんな環境にいるかが見えてくる。

次に、お前さんの理想とする状態、お前さんが成りたい将来像になった場合に、
その時点で周りにいる人たちを想像してみよう。これは完全に想像でいい。
その人たちと、今書き出した人たちを比べてみるんだ。

同じ人物がいるならそれでいい。
大切な人は、そのまま残しておいてもいい。俺はそのほうがいいと思っている。
もし理想の状態と違うのなら、その人間関係は見直す時期が来ているかもな。
付き合う相手は、お前さんが、自分の意思で選ぶんだ。

仕事の中でなら、選べないこともあるが、
誰と会話するのが自分や周囲にとっていい結果になるのかを見極めるんだ。

会話のゴールをよく観察しろ。主語が誰かを把握しろ。
いい話にいい結果なんてものはない。
都合のいい上司や同僚に利用されるな。
この時期は身勝手なビジネスを始めるやつも多い。
騙されるんじゃないぞ、うまく躱せ。

マイナスの話に偏っちゃいるが、プラスに働かせる場合も、相手を選ぶことは大事だ。
どんな人と関わっていくか、どの人にアプローチしたらうまくいくか、
誰がどこに影響をもたらすかを考えて行動すれば、望んだ結果に近道になる場合もある。
キーマンをおさえておけ、ってことだな。

お前さんが、成りたい状態になるために、うまく使わせてもらえ。
その場合は、感謝が大前提になるから、そこだけは忘れるな。
いいように利用されるなよ!

お前さんの人生はお前さんのもんだ。
付き合う人間は、選んでいいんだぜ。

《基本スキル 会話の相手を選ぶ》


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