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本当に体験した怖い話8-1「高知の旅」


高知の旅「初日 出発」


私は旅が好きだ。全国各地様々な所へ遊びに行ったり観光したりしました。
私は高知が大好きで、3回程遊びに行きました。
その中でも高校卒業の卒業旅行での話をしたいと思います。


私、中学の頃から坂本龍馬マニアでして…。
彼の生まれ育った町・風景に触れ、歴史館などで学びたかったのです。


そこで、一人でゆっくり見て回りたいと、
1週間の一人旅を決行。


宿も決めずに旅立ちました。(実は長期で、しかも一人でなんて初めての事でしたが無計画もいい所でした。


初日は鹿児島~福岡。(転勤族でしたので、数年福岡にも住んでいたのです。)
福岡の友人と会い、遊んで、夜行バスで高知へ。

高知の旅「2日目 到着」


夜行バスに揺られ、着いたのは2日目の朝。


朝6時に高知駅を降ろされました。


…さて、こっからどうしよう?と。


移動手段も宿も決めず、何処に行きたいか?
だけで来てしまった旅。


人見知りの大冒険でした。


でかいカバンを背負って、昼までに沢山の石碑を見ておこうと歩き出しました。


もっとすんなりと誕生碑とか銅像とかを見つけて楽しめると思っていたのですが、ところがどっこい、建物と建物の間に合ったりして、地図やガイドブックの写真を参考に探し回る事になります。


当時はスマホはなくガラケーですし、ネットも使えない。
・・・正直こんなに見つけられないとは思いませんでした。


それでもなんとか数ヶ所巡り、
『さいたに屋』
という所へ行き
(龍馬ファンなら分かるかな…?)


モーニングを頂く。
お店の人達と仲良くなり、龍馬ファンクラブに入会(*´∇`*)
(会報は今でも大切に取っています。まだ存続しているでしょうか・・・)


上記のような顔文字顔になっておりましたが、とりあえず出発。
坂本家のお墓を参る。
…そこではまったく怖くはなかったです☆ むしろなんとなく神々しさを感じたのは単純にファンだからなのでしょうか。


土電(こんな呼び方だった気がする)に乗り、高知城に登り(途中忍者の格好のおじさんと写真撮影)
城に行くと何故か忍者がいる城あるある。


雄大な景色を堪能。


近くにあった図書館と文豪館という所に立ち寄る…


そこでは…なんと!


居眠りする女性職員以外は何も起きず(笑)


その後も
武市瑞山や板垣退助などの像を見たりしながら
次の目的地、


『龍馬歴史館』へ。


これが失敗でした。
バスで行けば目の前らしいんですよ。


私は1時間待ちが出来ずにJRで行ったんですね。


…するとね。
たしか…後免駅とか山田駅かは忘れたんですが…
10km近く歩かないと行けなくなったんですよ。


…歩きましたよ。ええ。


17時閉館とあったから必死で。


ようやく着いた頃には16時30とかでした。


見終わって出た時には薄暗くなってきておりました。


元気よく歩こう!


と歩いていると、回りは田んぼ。


方向もよく解らなくなっていました。


すると、
どっかの地点で


ゾクッ


と身震いが出ました。
なんだかよく分からないけど、その先に行ってはダメなんだ…


と感じ、近くの人に聞き、バスを待つ事に。
すると


パラパラパラ…
と、雨が降って来ました。
おぉ ラッキー。
あのまま歩いていたら暫く濡れて歩く所だ。


なんて思いながら高知駅まで戻り、
宿探し。


ん~?
と思い、ビジネスホテルへ…。
なんか グリーンなんちゃらとか言う看板も緑の所だったと思う…。
これも いけなかった。


普通のビジネスホテル。


…明日はどうしよう?と考えていると…


ポーン ポーン …


上から跳ねる音…
ボールかな?


なんて思っていると


あれ?
ここ最上階じゃん。上には…誰も居ないはず…


と気付いてしまいました。


それから暫く


ポーン ポーン


と続いていたのですが
ポーン ポーン …コロコロ…


と、跳ねた後 取りそびれたのか、転がる音が。


…暫くの静寂の後で


『キャハハハハ』


子どもが高い声で
廊下を走って行きました。


・・・とにかく楽しい旅は始まったばかり。何も見なかったことにして
私は計画もそこそこに布団を被りました…。

この続きはブログ「お気楽観劇、ゆるゆる読書」の方に書いてあります。

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