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現場がインプットに飽きてきた

2022年8月から Engagement Run! に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、数か月間、現場メンバーに学びのシェアをしてきて、チームが次の段階に進もうとしているときに感じたことを共有します。

情報のシャワーが一段落

現場メンバー向けに、Engagement Run! の学びをウィキやワークショップなど色々な形式で共有し続けましたが、エンゲージメント向上活動への理解度や、活動への賛同・熱量に徐々に差が生じ始めました。

この活動の意味・意義がまだ腹落ちしていないメンバーにとっては、推進者が先に走って行ってしまい、置いてけぼりになっている感じが出ています。
一方で、エンゲージメント向上が必要なものだと納得したメンバーでも、「もう情報はいいから施策しようよ」と前のめりになる方もいれば、「要するにエンゲージメントってこう言うことでしょ。」と自分の中での定義が決まったことで学びを止めてしまう方もいます。

このような理解度や熱量にバラつきが生じ始めたことから、現場メンバーに一斉に提供する情報のシャワーだけではなく、理解度や熱量に合わせた、個別のサポートや伴走が必要だと感じています。

一緒に取り組むための工夫

もっと学びを深めたいところですが、ただ聞くだけ・読むだけは飽きてきてしまう時期かと思います。

とある勉強会の事例をご紹介します。
勉強会での語り手はこれまで推進者が務めていましたが、そこに現場メンバーを加えることにしました。ラジオパーソナリティとゲストの感覚で、その日のテーマを二人で紹介していきます。
すると、語り手ふたりの会話にメンバーが参加するようになり、これまで「推進者が語り手で現場メンバーが聞き手」だった構図が、「テーマをその場にいるメンバーみんなで取り扱う」という構図に変化していきました。

学びは、インプットだけではありません。
インプットだけではなく、自らが考えアウトプットすることで、メンバーはより主体的に活動に取り組めていると感じることができると思います。

あなたのノウハウを進化させる

完成されて、もう手を加える必要がない、なんてチームはありません。
ベテラン戦士が多く、やり取りがツーカーな熟練チームであっても、学びによる再発見が、新たな対話と価値創出につながると思っています。

また、「エンゲージメント」という言葉にこだわる必要もありません。
これまでマネージャーやリーダーが学び実践してきたチーム運営・チーム改善の活動も間違いではありません。
組織で推進されているエンゲージメント向上活動と上手くリンクさせて、みなさんの培ってきたチーム運営ノウハウをバージョンアップする、という感覚で取り組んでいただくのが良いかと思います。

学びは、アウトプットが始まってくると、いよいよ楽しくなってきます。
これから始まる、現場メンバーのさらなる躍進が楽しみです。


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