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何を組織全体で統一し、何を現場に委ねるか

2022年8月から Engagement Run! に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、カゴメ株式会社の大原さんがご登壇されたTeamwork Session「“挑戦を楽しむ”社員の想いを応援したい!カゴメ人事部が語る、組織風土づくりへのチャレンジ」に参加して感じたことを共有します。

Wevoxユーザーの方は過去のTeamwork Sessionのアーカイブ動画を視聴できます

現場が考える余白がある

同じAcademyメンバーで、普段のクラスでご一緒することもある、カゴメの大原さんがご登壇ということで、ワクワクしながら参加させていただきました。

カゴメの歴史、大原さん自身の歴史も紹介されており、エンゲージメント向上を推進しようする組織や推進者の思いを伺うことができました。
大原さんについては、ご自身で思考する・言語化することを繰り返し、ご自身のWillを磨かれており、素晴らしい活動をされていると感じました。

事務局がサポートをして、現場が自分たちで考えて取り組みを決める、という関係も素敵でした。事務局がすべてを決めるわけではなく、現場に選択肢や考える余白がある、という推進活動のスタイルに共感しました。

学びと実践を繰り返して「身につける」

数々の取り組みをご紹介いただきましたが、その中でも印象的だったのは、現場リーダーに展開するワークショップの設計です。

エンゲージメントに関する知識を現場リーダーが学んで終わり、ではなく、現場で実践をして、その成功・失敗体験を持って、また学びの場に戻ってくる、というサイクルを回していく設計になっており、現場に組織開発の力を「身につけてほしい」という、事務局の意気込みを感じました。

上手くいかないから、面白い

「まずはやってみる」を繰り返して、色々な事例が生まれてくるからこそ、次々と事例が生まれるなかで、新たなチームの理想像も見えてくる。そのような挑戦の積み重ねが、学習する組織を生み出すことにもつながるのだと思います。

現場のチームが重なりを感じながら、一つの組織として進んでいくために、組織のトップや事務局は、「こういう組織でありたい」という強い意志を示すことが求められます
発表の中にもあった「イノベーションは、技術革新ではなく、組み合わせによって生み出されるものであり、研究部門だけのものではない。イノベーションはチームで生み出すものだ。」というような強い思いが、活動を続けるためのエネルギーとなります。

事務局は、組織全体がどうありたいかを示し、伝わるための工夫をしながら発信し続ける。そして、現場が各々の状況に合わせて言葉を噛み砕き、「自分ごと化」するための知識やツールを準備して、現場で実施される具体的な取り組みについては、自ら考えるための余白を残し、現場に委ねる。ということが大切だと感じました。

現場を信頼し、現場から組織全体が良くなっていくことを願い、思いや情報を発信し続けられるように、私自身も自分のエンゲージメントと向き合い、未来の組織に希望を持ち、思いを馳せていきたいと思います。


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