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手作り、なんちゃって明太子


手作りタラコで明太子パスタ

初めて旅行でフランスを訪れたのは2005年。夫のご両親にアジアっぽい物をと食材集めに走った日が懐かしい。手に入らないものが多すぎて苦労しました。普通のスーパーでは生姜さえも見つけるのが難しかったあの頃。
アジア食材店に行けばもっと手軽に調達出来たのでしょうけれどそんな存在も知らなかった上に生姜なんてどこでも売っているものだと思っていました。
今となっては普通のスーパーのアジア食材コーナーでも日本製の味噌まで手に入る状況です。アジア食材店に行けばもう手に入らない物はない、と言うぐらいなんでも揃っています。(お金さえ出せば)
とは言えまだまだ選択は少ないのです。お豆腐を買おうと思っても遺伝子組み換え大豆不使用、天然ニガリ使用などのお豆腐は難しく、頼みのbioスーパーは食感がちょっと違うし、、といくら便利になったとは言え色々制限はあります。手に入るだけで十分だと感謝すべきですけれどね。

日本食材店に行けばタラコだって手に入りますが、無添加は難しい。
そしてこんな小さいのにこのお値段、、かぁとため息。
以前日本に帰国した時に初めて食べた明太子パスタに7歳の息子が夢中です。“フランスでも食べたいね”の一言でタラコパスタの素でも買ってしまおうか、と思ったものの滅多に食べない物だからこそきちんとした味を知って欲しいと購入は控えました。
以前友人に教えてもらって作った偽物タラコ(言い方が悪いのでなんちゃってタラコと呼ばせて頂きます)が意外と美味しかったのを思い出し時間がある夏休みに息子と二人で再挑戦しました。

材料はこちらと醤油・塩です

明太子の代わりになるツブツブは雑穀アマランサス。
海外在住者やマクロビ生活を送られる方には有名だと思います。
はぜさせない程度に乾煎りしたアマランサスを昆布出汁で煮て梅干し・醤油・酒・豆板醤(我が家にはないのでバスク地方の唐辛子piment d'Espeletteで代用)で味付けします。
これだけでも十分美味しいのですがちょっと海の香りに欠けると思います。顆粒の昆布出汁を加えると更にそれっぽくなりますが。

出来上がったなんちゃって明太子をバターともう少し塩と唐辛子を加えてソースを作り茹であがったパスタと和えるだけ。今回はさっと茹でた海老も加えてあります。
海苔と青じその香りがますます明太子パスタです💕
息子もとても喜んで食べてくれました。

タラコはとっても美味しい幸せな食べ物ですがコレステロールが高いし無添加の物を見つけるのは(特に海外では)難しい。でもアマランサスならいい事づくめの食材なのでどんどんお食べてと言いたくなります。

んん、見てたらまた食べたくなってきました。