見出し画像

ASEANの優秀な学生と日本企業をつなぐキャリアイベント「ASEAN Career Fair with JAPAN 2020」

エナジャイズが2013年よりシンガポールで開催してきた「ASEAN Career Fair with JAPAN」(以下ACF)が2020年2月8日に開催されます。今年で8回目の開催になります。ACFは、日本企業で働きたいASEANの学生と、日本企業の採用担当者をマッチングするフラッグシップ的なキャリアイベントとしてASEANで定着し、毎年多くの学生と日本企業の人事担当者がシンガポールのイベント会場に集います。ACF開催の背景やその魅力について紹介いたします。

画像1

日本企業とASEANの人財・大学を結びつける官民学協働のキャリアプロジェクト

ACFは大阪大学国際公共政策研究科さんの取り組まれていた文部科学省「キャンパスアジア」事業をきっかけに生まれた非営利プロジェクトです。

日本と東南アジアの友好の架け橋として、政治外交のみならず若者のキャリアと産業界の雇用ニーズをクロスボーダーで繋ぐことにより貢献していくことを目的として産声をあげました。

「日本企業で働きたいASEANの学生と日本企業の採用担当者のマッチング」というコンセプトは決まっていましたが、当時の企画段階では様々なプロジェクト形式が検討されました。

最終的に、会場に各企業がブースを出展し、企業説明会を実施するだけでなく、面接をその場で実施する選考直結型キャリアイベントという形で実施され、それがACFの特徴でもあります。

画像4

シンガポール国立大学や南洋理工大学をはじめとした、ASEANのトップ大学の学生がACFに集います。しかし、参加希望の全ての学生がACFに来場できるわけではありません。

ビジネスレベル以上の英語力があるか(日本語力は不問)、日本企業に強い関心と動機を持っているか、などの参加基準があり、CV、成績証明書と大学推薦状の情報と合わせて事務局が実施する事前選考に合格した学生のみが参加できます。合格者にはシンガポールまでの渡航滞在費を補助します。

歴史的に親日国家が多いASEAN

なぜASEANでキャリアイベントを開催するのか。それには4つの理由があります。

(1)主要日本企業の経営戦略上の海外売上拡大エリアの焦点が東南アジアに置かれはじめたこと。

(2)日系企業の外国籍採用チャネルは中国・韓国が盛んになりつつあったが東南アジアはまだまだ未開の地であったこと。

(3)依然日本あるいは日本の技術・文化等のブランドイメージが世界でも最もポジティブに捉えられているエリアの1つであること。

(4)域内教育レベルの急速な高まり。

そもそもASEANと具体的にどこをさすか。Association of South‐East Asian Nationsの略語で、インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオスの10ヶ国のことです。

もちろん、理由や切り口は様々ですが、多くが技術立国としての日本へ幼少期から極めてポジティブな印象を持っており、近年人気の高まるポップカルチャーやアニメ等の文化もそれを後押ししています。

ACFは日本企業で働くという「新しい選択肢」をつくりだす

画像2

ブースの様子

日本企業はASEANの学生からどのように思われているのか。
就職先としてという前提に立つと2つのポイントがあります。

(1)日本企業で働くという選択肢に気づいていない
何らかの日本の情報を知っていたり、技術や文化に興味や憧れがあっても、就職先としての「日本企業」という集団に対する認知そのものはほぼゼロと言ってよいです。たまたま見つけた、あるいは就職する先が日系だったとしても、日本企業という軸でジョブハントするほどのチャネルがASEANでは安定的に顕在化していませんでした。

その中でACFは、日本企業を目指す登竜門のような役割を果たし、日本企業で働くという選択肢が、大学・学生に認知されてきたことは、エナジャイズの成果です。

(2)良くも悪くもハードワーカー
ステレオタイプな日本企業のイメージは、良くも悪くもハードワーカーという点です。大学で講演すると未だに長時間時間外労働やサービス残業への懸念を持つ学生も多いです。労働法の説明のみならず、マネジメントシステムや就労文化、報酬の考え方等を関連づけ、良い悪いではなく背景や意図を踏まえた現実を言葉で説明することでミスマッチや学生の不安を解消します。

多くの学生はハードワークが嫌なのではなく、どう行動し、どう評価され、働くことでどうハッピーになっていけるのかを具体的に知りたいというアプローチが多いです。

ASEANの学生採用はエナジャイズへおまかせください

画像3

ACF2019 会場全体の様子

2019年度のACF開催実績概要は以下のt。学生の応募数は約1600名、そのうち事前選考に合格し、当日来場したのは643名。

内訳は64.1%でBachelor、29.8%がMaster、2.6%がMBA、1.7%がDoctorです。企業ブースへの平均訪問数は175名、企業の平均面接実施人数は34名です。

ACFの出展のご案内の他にも、企業様ごとにカスタマイズした採用計画をご提案させていただきます。ASEANの学生採用のご用命がありましたらお気軽にお問い合わせください。

ASEAN Career Fair with JAPAN 2020
https://asean-career.com/

お問い合わせはエナジャイズWebサイトからお気軽に
https://www.energize.co.jp/

執筆:尾崎 太朗
エナジャイズ代表取締役。毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)で、国内新卒採用支援事業に従事。大規模プロジェクトのソリューションセールスに長年取り組んだ後、役員直下の事業推進組織創設マネジャーとして営業教育、マーケティング、新規事業開発に従事。グローバル時代に求められるHR事業を探求し、エナジャイズを創業。世界中どこにおいても、高い壁に見えるチャレンジでも、クライアントとそれを乗り越える活動を共にし、形にする。
Facebook: https://www.facebook.com/taro.ozaki

編集:石塚 健朗
エナジャイズPR担当。学生時代よりVC等でスタートアップや大手企業の新規事業創出支援。面白法人カヤックを経てアトラクションブティック「KIUAS」創業。サウナと北欧が心の故郷。
Facebook: https://www.facebook.com/takero.ishizuka
Twitter: https://twitter.com/Takeroishi 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?