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昨年一番読まれた記事(毎日読書メモ(451))

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
家族とおせちを食べたり、ガレット・デ・ロワの探求をしたりしているうちに、正月休みは終わりました。またぼちぼち本を読んだり感想を書いたりモードに入ります。入れるかな。入ろう。

画像は日本橋三越のパン屋さんJohanのウィンドウのガレット・デ・ロワです。本文とは関係ないですが、フェーヴが可愛かったので、つい。

年末に、Note事務局から今年のまとめ、みたいなページの案内が来て、見ていたのですが、わたしが昨年投稿した記事の中で一番読者が多かったのは、毎日読書メモ(236)池澤夏樹『また会う日まで』新聞連載完結 でした。
昨年1月31日に投稿した記事で、その日に朝日新聞の連載の完結した池澤夏樹『また会う日まで』についてなど、思うことをつらつらと書いた記事だったのですが、連載終了から11か月たつのに、まだ、単行本刊行の予定が決まっていないようで、「池澤夏樹 また会う日まで」でぐぐると、最初のページにわたしの記事が出る。内容が面白いというよりは、単行本いつ出るんかいな、と思っている人が検索してついつい当たってしまうだけのようです。たぶん、実際単行本刊行が決まれば、わたしの記事はあっという間に後ろの方に吹っ飛ばされてしまうことでしょう。

この11か月の間に多和田葉子さんの『白鶴亮翅はっかくりょうし』の連載も終わり(ベルリン在住の日本人女性が太極拳を習いに行く中で出会った様々な文化的バックグラウンドの人との交流と、主人公の読書経験を絡めた、ちょっと幻想的な物語で、これも面白かった)、今は今村翔吾さんの『人よ、花よ』(楠木正成の嫡男楠木正行の物語。知らないことが多くて毎日が勉強のよう)を読んでいます。毎日新聞を開いて、少しずつ小説を読む楽しみを取り戻せたのが、コロナ禍の小さな収穫かもしれない。

『また会う日まで』、主人公秋吉利雄の海軍兵学校での教育課程が書かれているのが大変興味深かったのだが、今年に入って、梯久美子『散るぞ哀しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮文庫)を読んで、この栗林忠道という人は、陸軍中将だったのだが、やはり軍学校でエリート教育を受けた人で、生き方とかたたずまいとか、その凛としたところに通じるものを感じたりした(この本については近いうちにまた改めて書くと思う)。

ちなみに、昨年多く読まれた(読まれたかはわからないけど、アクセスされた)記事の2位は、このnoteについてなど(eneoの簡単な自己紹介とインデックス) 3位はわたしの本棚、でした。



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