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毎日読書メモ(22)『花森安治伝: 日本の暮しをかえた男』(津野梅太郎)

津野梅太郎『花森安治伝: 日本の暮しをかえた男』(新潮文庫)、ちょうど朝ドラ「とと姉ちゃん」を放映していた時期に読んだのだが、もう絶版なのか! Amazonのリンクの価格を見て驚く。

読んだ当時の感想はこちら。

とと姉ちゃん便乗で文庫化されたのかな? わたしは純粋に花森安治という人が気になって手に取りました。学生時代、そこから緩くつながる就職→従軍の時代の描写が長く、浪人してでも全国どこかの旧制高校に入っていれば、帝大は(学部選ばなければ)大体行ける、という、戦前の知的エリートの在り方とかも興味深く、神戸で育ち、松江の旧制高校に行き、東大に行った花森の青春時代が、作者の編集者魂と絡めて描かれている。本人の意向が表面に出ていてメタ伝記って感じ? 意外と大橋鎮子との出会いとか「暮しの手帖」を売るまでの努力話はなし。
(2016年4月)

Kindleのリンクも貼っておこう。

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