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毎日読書メモ(235)『永遠の森 博物館惑星』(菅浩江)

不思議なもので、SFというのは続けて読めばどんどんつるつる読めるようになり、たまにしか読まないと、格闘状態になるような気がする。
菅浩江『永遠の森 博物館惑星』(ハヤカワ文庫JA)を読んだときの読書記録。
ぼーっと生きていたので続編が出ていることに、今Wikipedia見て気づいた(それも2巻も)。読まなくては。
『不見の月 博物館惑星II』(2019年早川書房、のちハヤカワ文庫JA)
『歓喜の歌 博物館惑星III』(2020年早川書房、のちハヤカワ文庫JA)
というかきっと『永遠の森』から読み返さないともうわからない気がする。続けて読めば格闘にならないかな。

SF読むの久々でちょっと難航したけど、とても楽しい読書だった。全星が博物館、という施設で、脳に埋め込まれたコンピュータと交信しながら活動する学芸員が色々な事件を解決していく。コンピュータの進歩(後から学芸員になった人の方が高度な機能を持つ)とか、学芸員の真髄は何か、とか、仕掛けにとらわれることなく、さまざまな問いかけがなされていること、それがSFの仕組みの中で美しく息づいていることにひたすら感嘆。この星を、博物館を見てみたいものです。(2011年11月の読書記録より)

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